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住まい||住宅|不動産|予算

断熱塗装「ガイナ」が話題
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以前ブログの「断熱塗装」でも取り上げた「ガイナ」という商品がテレビで取り上げられ話題になっています。
「ガイナ」と言う商品は宇宙開発で培われた最先端の技術を取り入れて誕生した、特殊セラミックでできたものです。


この商品は大変に優れたもので、私も一度リホーム工事で採用したことがありますが、施主からは「大変に効果がありましたよ。」という話は聞いていましたが、実際にデーターを取っていなかったので半信半疑でした。

値段はまだ高価で、一般的な塗材と比較すると倍程度の価格だったと記憶しています。

長野県の建物の外壁に「ガイナ」を塗装した例では、通常は冬の室内温度が通常なら0℃ のところ、ガイナを塗った後は室温が10℃になってました。

スタジオの実験では、生卵を使用した「目玉焼き」の実験で、ガイナを塗ったプレートと塗らないプレートの上に生卵を割ってガスコンロの上に置き加熱したところ、普通のプレートは目玉焼きが出来ましたが、ガイナを塗ったプレートは生卵が全く焼けない状態です。

テレビを見ていた方は驚かれたかも知れませんが、とにかくすごい商品であることに、私も改めて驚いてしまいました。

リホーム工事の断熱工事には、外壁の上から塗るだけですから最適かも知れませんね。

改めて「ガイア」の性能をよく調べてみました。

「ガイナ」に太陽光や照明器具の光線が当たると、空気中の酸素分子や水分子が、セラミックによって拡散されたエネルギーにより、自由電子を放出したり受け取ったりするイオン化現象がおきていると考えられています。
これによって、有害物質を抑制(酸化)し、雑菌の繁殖を抑え、免疫力を高める(還元)作用をもたらす空気質が出来ますから、光エネルギーを室内に拡散し、室内のイオンバランスを高め良質な環境が生み出されます。

難しい説明になってしまいましたが、簡単にいえば住環境に対して森林浴のような「エコ効果」もありますよ。

また、現在の住宅は「外張り断熱」が注目され多くなっていますが、気密工事と連動した施工精度によっては「効果が感じられない」といったようなクレームも出ています。
それに、一般的な工法は気密工事と断熱工事は別々ですが、気密工事をして最終工程で外壁を「ガイナ」で塗装すれば気密と断熱の効果がよりいっそう期待できます。
従来の「断熱+塗装」の費用を考えると、「ガイナ」を採用しても大きな予算の開きは出てこないでしょう。

家が高気密・高断熱の傾向とともに構造や施工が複雑化して、施工精度によっては基準のデータがでないような建物も存在しています。

「外壁を全て塞いで塗装」というシンプルな考えの方が問題も少ないような気がしますね。

なにしろ、宇宙ロケットに採用されているのですから、既存の塗料や建材とは能力が全く違うといえましょう。

今後、普及と共に価格が手頃なものになってもらいたいですね。

  





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住まい||住宅|不動産|予算

施主支給、分離発注の問題
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最近は、建築部材や設備の一部施主支給が多くなっていたり、建築に詳しい人は分離発注なども増えているみたいですね。

施主支給や分離発注の場合、完成後の保証、アフターの問題が施主側の責任になってきますから注意が必要ですよ。

一般に商品を支給すれば施工会社が設置しますが、商品自体が設計内容と合わなかったり、支給品メーカーとの打ち合わせミスによるトラブルも少なくありません。

簡単な例では「設計の時点では空間にしておいて、壁付け収納家具を壁の寸法を測って、ピッタリになるように支給して固定してもらたら、スイッチ、コンセントがあるのを忘れて隠れてしまった。」ということがありました。

また、本格的にキッチンを専門メーカーにオーダーして、オリジナルキッチンを支給したが専門業者と 施主の打ち合わせミスで排水位置の合わないキッチンが納入された例もあります。
特にキッチンなどは、設備関連の専門知識がないと難しいですから、経費の取り決めだけして専門メーカーと施工業者に打ち合わせは任せた方が良いでしょう。

このように、施主支給でも問題が起きがちですし、分離発注になると完成後の責任の所在を明確にしておかないと、建物に問題が発生した場合責任のなすりあいになったりする場合があります。

例えば、内壁に亀裂が発生した場合、大工工事の下地工事が悪いのか、内装仕上げ工事の施工が悪いのか、判断に困るような場合があります。

分離発注の場合は複雑に分けずに、2~3種類程度に止めておいたほうが良いみたいですよ。

施主支給、分離発注の場合、来年の10月1日から履行される瑕疵(かし)担保責任保険との問題も考えられます。
この法律は疵担保責任保険への加入を法律で義務化し、施工会社が存続出来なくなっても保険会社が他の会社で10年の瑕疵担保責を担うシステムです。

施主分離発注のばあい、瑕疵が請負部分と施主支給や分離発注にまたがって発生した場合、当然分離発注部分は保険の対処にならず、問題原因が請負部分か分離発注部分なのかも問題になりますよね。

瑕疵(かし)担保責任保険は工事請負契約業者が対象になります。
最近新しいスタイルとして注目されている、設計オープンシステムは設計者が施主の立場で各専門業者に発注するシステムで、総合請負としての工事請負契約は存在しません。

このような場合、新しい法律の対象外になるのか明確な判断は示されていませんからトラブルの要因を含んでいると考えられますよ。

このように、今後の家づくりは保証問題が法律で厳しくなりますが、自己責任も明確になってきますから注意しましょう。

  





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ゆがめられた「2x4」
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「2x4」工法は2インチx4インチの部材を基準に組み立てる構造です。

部材には2x4、2x6、2x8・・・といった材料を使用箇所に応じて使用します。
在来工法が柱で建物荷重を支えるのに対し、壁面で建物荷重を支えます。


2x4の生まれたアメリカでは家族や友人達が集まり、床を組んでその上で壁を組み立て壁を起こして組み立てていきますから「プラットフォーム工法」とも呼ばれていますよ。

在来工法のように特殊技術も必要なく、本来素人が建てるものですから、日本でも普及と共にフレーマーと称される組み立て専門工や、在来工法からの転向業者などが多くいます。

この、普及過程で「2x4」本来の構造が、ゆがめられてしまっている面がある場合もあるみたいですね。

先日あるサイトで「2x4の合わせスタッド(間柱のようなもの)に横から釘が数箇所出ていて、断熱材を発砲系のものに入れ替えたいが釘が出た部分を切断してもよいか」という質問に「構造的に問題はありません」という2x4業者の監督らしき人の返答がありました。

とんでもない話です!

2x4の場合釘の間隔、本数は全て構造耐力上決められているのです。
スタッドの2枚合わせ部分はパネル接合部や開口部補強材ですから、貫通した釘があって正式な強度が保てるのです。

また、2X4専用釘は日本の釘と違って、丸く太く、螺旋溝がなくて着色されています。
着色剤は接着剤となっていて、釘打ち機の打設圧力で着色材が溶け接着効果が発揮されます。
飛び出した釘の部分は、着色接着剤によって「引き抜き力」に抵抗しているのです。
現場で実際にくぎ抜きで釘を抜いてみれば日本の釘と比べて、いかに抜けないかがわかります。

これらが全て正常な状況で作動して、初めて「2X4」工法といえるのです。

また、以前は壁面の合板12mm厚程度に対し合板用釘が、半分以上もめり込んで打たれている建物を見かけることがありました。

このような場合、合板とスタッドに接合強度が極端に弱くなってしまいます。
釘打ち機の圧力を調整して、1/3程度のめり込みに止めなくてはいけませんよ。

最近は工場パネルが多く、釘打ちは均一化したものが多いですが現場で施工の場合は注意が必要です。

またある人から「アメリカの建物は100年近く経過しても高値で取引されるので、2x4は強度があるんですね」という話がありました。

これまた、大きな誤解です。

現在一般的に普及している2x4構造は住宅金融公庫時代の標準仕様書が基準となっています。

私は金融公庫が2x4住宅の融資を始める以前に、全ての部材を輸入した住宅の設計・監理をしたことがありますが。構造部材が基本的に違います。

土台は4x6、スタッドは2x6、断熱材は数倍の重量、木材はダグラスファーといって松系の最も強度のある材料で、日本で標準的に使用されているSPFという木材と比較すると耐久性が数倍違ってきます。

当然なことにこのような構造は建築工事も高額なものになります。
日本の場合は、金融公庫の仕様書自体が一般大衆の普及を目的とした構造寸法になっていますから、100年後に高値で取引といったものとは程遠い構造です。

現在、2x4は在来工法と同じ程度の比率で着工されていますが、いつのまにか日本流のゆがめられた2x4の考えがあるようにも思われます。

地震の少ない国で生まれた壁式工法ですから、地震の多いわが国では2x4壁面の施工は細心の配慮がないと耐久性に大きな違いが出るでしょう。

  





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建築条件付土地のトラブル
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最近は建築条件付土地が多くなっているせいか、建築条件付土地のトラブルがあちらこちらで聞かれます。

建築条件付土地は土地売買契約後、原則として3ヶ月以内に建築契約をしなければいけません。 もし契約が成立しなかったら、手付金や預かり金などの売主が受領した全額は買主に返還されます。



この制度で多いトラブルが、建築内容が詳細に決まらないうちに契約をを迫られ、契約後考えていた仕様とに大きな差が出ているといったものです。

消費者側は「契約を要求されているが、建築見積もりで詳細明細が決まっていない。」「概算見積もりで500万もの差がある」といった内容に対し、業者側は「期間内に契約できないと解約になってしまいますから、細かいところは契約を交わしてから・・・」という状況が多いみたいです。

しかし、内容が」不確定なうちに建築請負契約を交わしてしまえば、後で自分の満足出来る内容になることはありえないといえましょう。
全て建築工事請負契約書が基本になってしまいます。

業者側は土地だけ売買しては利益が薄いので住環境や土地条件の恵まれた土地ほど建築条件をつ

け「土地+建物」利益を確保し販売しようとします。

このような建築条件付土地ですから、消費者側の「気に入った土地なので何とかまとめたい」という思惑に対し、「建物詳細は出来るだけアバウトにして契約し、有利に交渉」という業者側の有利なシステムとなっています。

現在の住宅産業は、買手市場がほとんどですが、建築条件付土地はいまだに売り手市場といえましょう。

しかし、上記のような業者ばかりではありません。
優良な業者は、3ヶ月という期間の中でお互いが納得いくようにまとめます。
また、条件などによっては3ヶ月という期間を延長する場合もありますよ。

その場合注意したいのは3ヶ月を過ぎてしまいますと、来年から大幅引き上げされた住宅ローン減税の対象は建物のローン金額だけになってしまいます。
建築条件付土地は3ヶ月以内に契約して始めて、「土地+家」の住宅ローンが組めるのです。


土地と建築業者のどちらも理想的な物件というのは難しい状況です。
打ち合わせ過程で不審を感じたら、お互い話し合い、業者によっては解約の検討も必要でしょう。

  





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疲れない住まい
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最近は、各地に集成材や木材を利用した小、中学校、公共施設などが多く見られます。
この木材を利用した学校と、他の構造の学校での教師と生徒の「疲労度調査」があります。

下に出ているグラフを見れば良くわかると思います。

グラフを見ると、全ての面で木造の校舎のほうが精神的、肉体的にストレスが少ないのがわかります。
教師も生徒も一日の大半を過ごしますから、生活空間に「木」があるといかに疲労感が少なく身体によいかがわかりますね。

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<(財団法人)日本住宅・木材技術センター調査より>


一概に木造と他の構造の違いとだけ、断定はしがたいですがこのデーターは、住環境にも同じことがいえましょう。

また、木の床は他と比較して人体の疲労度が少ないといわれています。
理由は木材には「衝撃緩衝効果」があるからです
例えば野球のバット、跳び箱など多くのスポーツ用具も木材で作られていますよね。

木材は、コンクリートなどに比べると柔らかいですが、ほどよい「かたさ」と適度な「たわみ」があります。この木の特徴を取り入れたのが、跳び箱の踏み台です。

木造軸組工法(在来工法)は、構造的にばねのような役割を果たし、気づかないうちに歩きやすく 疲れにくい構造となっているといえましょう。

「それなら在来工法で建てれば良いの」と考えがちになりますが、現在の標準的な在来工法は木材が表面に現れず、クロスなどで覆われた造りが多いですが、それでは効果は少ないでしょう。

各地に造られている木造校舎は、木材、集成材が露出しています。

表面に木材が出来るだけ露出していた方が「疲れない効果」の恩恵を受けられると考えられます。

森林浴による「フィトンチット効果」などでもわかるように「木」には不思議な癒しの力が備わっているようです。

「疲れやすい体質」「いつもなんとなくだるい」といった方は「木」の空間をお薦めしますよ。

  





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家づくりの管理と監理
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皆さんは建築現場にある工事看板に「建築工事管理者」と「建築工事監理者」といった2種類の「かんり表現」を見たことはありませんか?

どちらも同じように感じるでしょうが「かんり」の内容が異なります。

「管理者」の場合は、一般的に建築会社の現場監督を指します。


工事の工程を管理し、工事における業者への段取り、仕事内容など住宅会社とお客様の契約内容、設計図書にそった自社の立場での管理をするこが「管理者」と表現されます。

それに対し、設計事務所などが設計図作成だけだなく、現場が設計図通り施工されているか、図面 指示通りの材料が使用されているか、見積書に合致した施工や材料が現場に反映されているかといった内容を確認するのが「監理者」です。

簡単に言えば前者の管理は請負会社の「管理者」、後者の場合はお客様の立場での「監理者」です。
一般的には、ハウスメーカー、工務店などの場合、設計者がいたとしても、「監理者」は存在しません。

設計事務所や設計士が設計契約とは別に、現場監理契約を締結して「監理者」が存在します。

ここのところを良く理解しておかないと、トラブル発生の場合、対応や責任問題とも関連してきます。

よく、ハウスメーカーの設計者と打ち合わせしたのに完成したら内容が違っていた、材料が間違っている・・・などのクレームを聞くことがありますが、メーカーが設計事務所登録をしていて、確認申請の設計者、工事監理者にメーカー設計者の名前が記入されていれば、「監理契約」といったものは特にないですが当然「監理責任」が発生します。

しかし、あくまでも企業内で「監理責任」で、内部での現場監督、営業マンなどとの設計者との連携ミスは企業全体の責任といえます。

実際に大手になるほど「工事監理者」といっても現場を実際に見るのはなく、「現場管理者」にまかせっきりなのが現状で「現場に監理者」はいないといえます。

簡単に言えば、メーカー側の申請上の「監理者」はメーカーの立場からしか判断できず、本来のお客様の立場に立った「監理者」ではないということです。

このようなことから、「第3者監理(検査)」の必要性が叫ばれています。

私のところにも、ハウスメーカで家を建てている方から、メーカーの工事に対し不安があるといって「第3者検査」依頼の話が来たことがあります。
結論からいうと、私はお断りしました。メーカー開発の特殊パネル工法の建物です。

企画・開発に携わったわけではないですし、設計図だけでは責任ある「監理」が出来ないからです。

在来工法や2X4などのオープン工法なら問題ありませんが、メーカーの工業化認定住宅などは安易に「第三者検査」を引き受けることは出来ません。

第三者検査にしても、お客様に金銭的な負担が増えるだけです。

基本的にメーカー自体で「監理責任者の責任と、監理範囲」を明確する必要があるのではないでしょうか。

  





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住宅ローン減税の全容と注意点
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最終的にどのようにまとまるのかいろいろな憶測が出ていた住宅ローン減税ですが、やっと全容が見えてきました。

内容は、減税延長期間5年、最大は600万ということです。


最大の減税額600万場合は、長期優良住宅(200年住宅)ローン対象者、一般住宅のローンの場合は最大500万で、所得税から10年間で控除できるようにします。

また、年間の所得税額が減税額よりも少ない場合は住民税より減税します。
その際の上限額(各年)は、「当該年分の所得税の課税総所得金額×5%(最高9万7500円)」となります。

この金額の内容は、延長期間の5年間同じではなく、今回の金額が対象になるのは、長期優良住宅入居者で、09年~11年、一般住宅では09~10年が適用期間でそれ以降は控除額が100万づつ引き下げられます。

しかし、この法案は改正案でしかなく、正式には新年1月に召集される通常国会で可決して初めて、正式に決定定することになります。

現況の経済状況を考えると国会審議で大幅修正されることはないと考えられるので、ほぼ間違いないといえるでしょう。

また、政府与党内には、、住宅ローンを使わず200年住宅を買った人も、減税措置を受けられる「投資減税」の導入も検討しているそうで、200年住宅を新築した際、通常の住宅より上乗せしてかかる費用(上限600万円)の10%相当額を、6年間に渡って所得税額から控除し、税額控除は最大360万円ということです。
しかし、投資減税の導入には、財務当局側からの反対が強く、不確定な状態です。

住宅ローン減税はネット上でもいろいろな情報が飛び交ってにぎやかでしたが、いまだに家を建てたり購入すれば、最大額が控除されると勘違いしている人もいるみたいですね。
あくまでも、10年以上のローン残高が対象で、最大が600または500万だということですよ。

住宅ローン減税の注意点

注文住宅で土地と建物のローンを別々に組む場合、この制度は自分が住むための住宅(家屋部分)を取得するためのローンに対する減税制度で、基本的には「敷地部分」に対するローンは対象外となります。

土地建物を同時に取得する建売り住宅や分譲マンションでは、家屋と敷地の両方が適用対象となっていなっていますから、これでは不公平だということで、特例がついてます。

★★--敷地取得から「2年以内」に当該敷地の上にローン付きで家屋を新築する場合、あるいは、建築条件の付いた宅地で「3カ月以内」に請負工事契約を締結する場合には、家屋取得のためのローンと一体として借り入れた敷地取得のためのローンも本制度の対象となりました。--★★

一方で、本制度適用中に家屋部分のローンだけを繰り上げ返済で完済し、敷地部分のみローン残高がある場合は所得税還付は途切れるので注意してください。

以上の内容からみても政府は、景気底上げ対策に必死であることがよくわかります。
でも、ここ数年内に家を建てた方は、この厳しい社会状況の中で今回のような恩恵のないローンを支払っていかなければなりません。
ここのところを少し考えた対策も検討していただければと思いますが、現在の国の状況では経済再建が最優先とゆうところでしょうかね。

  





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住まいのエクステリア
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「エクステリア」とは室内の「インテリア」に対して、外回りをいう呼び名です。
「エクステリア」と言うように最近の住まいの外回りにはカタカナ言葉が多く、似たような用語、「なんとなく意味がわかるが正確には?」といったような用語がたくさんあります。

このような外回りのカタカナ用語を中心に説明します。

★ アプローチ:

 敷地の入り口から、玄関にいたるまでの通路の意味

★ ポーチ

 本来は門、入口、通路を指しますが、建物の屋根とは別のひさしを持ち、タイルや石などを張って
 仕上げる玄関前の床部分。

★ エントランス

 建物の出入口部分のこと(日本住宅では玄関)。マンションでは、建物の正面玄関に設けられた
 広間を「エントランスホール」といいます。

★ サービスヤード

 台所につながる屋外の家事作業場のことで、洗濯や物干し場、物置場、ゴミ置場として
 使われます。

★ ウッドデッキ

 建物から庭側に向けて木製の甲板、で屋根を付けないが屋内空間の延長的なスペース。
 (濡れ縁と同じ)

★ テラス

 ダイニングやリビングから庭先に出入りできるようにした、部屋と庭をつなぐ中間的なスペ ース。
 コンクリートやその上にタイル、石などを張ったりして地盤面よりも一段高くした場所 。

★ パーゴラ

 藤やツタなどのつる性植物が絡むように作られた開放的な日よけのひさし。
 夏の直射日光よけに作られ、前述のウッドデッキやテラスなどに主に付けられる。
 イタリア語で「ぶどう棚」の意味。

★ パティオ

 住宅の中庭のこと、スペインの南部に多く見られる形式で床はタイル張り形式、

★ ドライエリア

 地下室の採光や通風、防湿をはかるために、外壁の外側を掘り下げて作られた庭。

★ カーポート

 柱と梁で作られた、屋根付きの駐車スペースで、屋根がないと「カースペース」、壁・屋根、
 入り口 のある独立した自動車格納庫が「ガレージ」です。

★ バルコニー

 2階以上の外壁部分から外にせり出して作った屋根のない手すり付き空間。
 よく「べランダとどう違うのか」という質問をうけますが、同じと考えてよいです。
 特に1階部分に設置する場合は「ベランダ」と表現します。

★ ピロティ

 1階部分の柱だけで構成された空間で、マンションなどで駐車場スペースなどに見られる形式。

★ ウォールガーデン

  壁などにつる系の植物を絡ませて作ったもの

★ キッチンガーデン

  野菜やハーブなど食用のための植物を育てるもの  

★ ボーダーガーデン

  草花や樹木を帯状に植栽したもの

最近は、エクステリアの表現は「おしゃれ」な感覚のカタカナ文字が多く使われます。
「ボーダーガーデン」などは一般的に「生垣」で十分に通用するのですが、このように表現されると特殊な庭と勘違いしてしまいますよね。

このようになカタカナ用語を勘違いして解釈して、トラブルとなるような場合もありますよ。

例えば、「カースペース」と書かれているのに「カーポート」が設置されるものと思い込んで、完成後 間違いと気づき、カースペースの床を解体して改めて「カーポート」を設置したために余分な出費をしてしまった例などがありますから注意しましょう。

  





  

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間取りのゾーニング
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「ゾーニング」とは住まいの各空間をいくつかのブロック(ゾーン)単位に分けて計画することです。
例えば、設備スペース、各居室スペース、収納スペース、出入り口スペースといったふうに、ブロック単位に配置計画を考え、それぞれの空間への移動動線を検討します。

間取りを考える上でゾーニングの考えは大切であり、ゾーニングの考えは建物ばかりではありませんよ。
住まいは敷地の上に建つのです。まずは土地の図面の上に建物の配置を考えながら各施設をブロック分けしましょう。

配置計画では、玄関や勝手口の位置、隣地との距離や日当たりなどの検討、法規制の検討、駐車・自転車スペース、物置、物干し、庭のスペース、屋外水栓、浄化槽位置・・・・など多くの検討する項目がありますよね。
建物と上記の内容を土地上にブロック分けすることにより、間取りゾーニングの方向性が見えてきます。

カタログや雑誌などの既成間取りから入ると、この敷地ゾーニングの考えが抜けてしまいます。
ハウスメーカーのカタログ集は規格商品なので土地形状は考えていません。
ですから、変形地などには対応できないのが多く、そのような土地は安く取引されていますよね。

よく計画途中や自分達でつくった間取り図を見せられますが、既製間取りに手を加えた程度が多く、 敷地との連携まで考えて作られた間取りは少ないですね。

中には、「ハウスメーカーの気に入ったプランがあるが、敷地にうまく入らないので考えてくれないか」といった「主客転倒」的な相談もあったりしますよ。

敷地にうまく入らないプランは、敷地ゾーニングの検討すらできません。
このような場合は、敷地と建物の関係を様々な角度から提案、話し合い、あらためて敷地にあわせた間取りを作成しています。

でも、一般の方に「ゾーニングをして間取りを考えろ」といわれても難しいですよね。
まずはカタログなどを参考に自分の土地に合わせて、間取りのゾーン配置を考えて見ましょう。

ゾーン配置が決まったら、各ブロックとの行動動線を入れ、動線が複雑になっていないか、生活習慣、ライフスタイルなどを検討して各部屋の配置をします。

ゾーニングによって100%間取りが完成しなくてもよいのです。
一般の方は、全て自分で間取りを決定してからでないと、相談に来ない方もいらっしぃますが、専門家のいろいろな角度からの提案をベースに最終的に判断することをお薦めします。

ゾーニングをすることによって、自分の住まいは土地とどのように連携して、生活スタイルはどのように考えていくかをまとめることができます。

この、ゾーニングの考えが固まっていれば、建築会社・工務店・設計事務所には設計士がおりますから、自分のまとめた計画を説明すれば、自分達が求めている生活空間により近い提案をしてくれるでしょう。

  





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住まいの玄関
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住まいの顔といわれる玄関、今ではどこのお宅にもありますが、昔の時代は武家社会にしかないものでした。
一般庶民は、長屋や農家、商家、家屋ですから、引き戸を開けると土間があり、そこが住まいへの出入り口となっていましたよ。

玄関の歴史は、書院造りの禅寺の客殿や方丈などへの出入り口として造られたのが始まりで、住居用に書院造の普及しはじめた江戸時代以降の武家住居に取り入れられました。

玄関の言葉の意味は「玄妙な(奥が深い)仏道に入る関門」をいみしているそうです。

昔からの玄関の様式には、沓脱ぎ石(くつぬぎいし)、式台、取次ぎ、・・などといったものがありますが、純和風様式の家でない限り形式にはこだわる必要はないでしょう。

玄関の建具も昔は引き違いでしたが、現在はドア形式がほとんどですよね。
玄関ドアの方が防犯性も高く、気密も優れているます。
玄関ドアだと内部が暗くなるからといって、ガラス面の広いドアを求める場合は、防犯対策に注意してください。
特に北側玄関は、玄関内部が暗くなりがちなので、明かり取りとのバランスが必要です。
壁面などのトップライトやサイドライトを応用すると良いでしょう。

最近の玄関は段差が少ないですが、段差がある場合は、式台を一段設けたり、玄関上がりカマチ部分の壁面に手摺を設けると、高齢者などには大変便利です。

また、玄関内部の土間部分はタイル張りなどが一般的ですが、玄関外部のポーチ部分も含め、スベリにくい材料を選択したほうが安全対策として安心です。

大理石のような高級石材を土間に敷く場合でも、通路部分はバーナーで焼く「バーナー仕上げ」をした 物を使用します。
掃除がしやすいからといって、表面がツルツルですべり易い材料は危険ですので避けるようにしましょう。

玄関ホールは玄関収納や飾り棚などを上手に利用して空間を演出することを考えましょう。
玄関ホールに対し玄関収納が大きすぎると、圧迫感が出ますので注意しましょう。

最近は、来客用玄関スペースと家族専用の下足収納を別にしたサブ玄関スペースを設け連結するスタイルも見かけるようになりました。
面積に余裕があれば、そのような玄関スペースは大変便利ですね。

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玄関は、一日の始まりと終わりの場でもあり、家族や訪問者との挨拶の場でもあります。
住まいの顔と表現されていますから、玄関建具や玄関ホールをあなたのライフスタイルの顔として、 上手に演出してください。

  





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コラム・メニュー
gaden-K5-11_20080929153433.gif 住まいのコラム(1)
 木材の話  住まいの原点  家相・風水
 木の家  家づくりを楽しむ  長持ちする家
 住み続ける家  施主ペースで家を  輸入住宅について
 設備は消耗品  無料で調査に注意  住まいの時間軸
 住まいの豊かさ  完成させない家づくり  住まいと庭
 健康住宅を考える  欠陥住宅の見解  一戸建てVSマンション
 住まいづくりの迷子  ハウスメーカーVS工務店  家は買うの、造るの?
 こんな業者に要注意  お日様効果  いつまでも同じ顔
 100点満点を目指さない  住まいもランキング?  夫婦役割図式の変化


gaden-K5-11_20080929153433.gif 住まいのコラム(2)
 妥協だらけの家づくり  木を見て森を見ず  絵に描いた餅
 業者主導の家づくり  高気密・高断熱住宅の疑問  伝統技術を守れ
 気候風土と建築工法  住宅性能評価の疑問  住まいが王様?
   二世帯住宅の問題点  エコブーム悪用してない?
 家は3回建てないと・・  家づくりは生涯設計  なぜ家を求めるのか
 依頼先はどこに頼めば・・?  こだわり空間の落とし穴  住宅産業はトラブルの宝庫
 住宅業者の断り方  家づくりのパートナー  営業マンとの相性
 開かれた家閉ざされた家  育てる住まい  まずはメーカーありき?
 値段の根拠がわからない  4畳半の怖い話  エクステリア考

gaden-K5-11_20080929153433.gif 住まいのコラム(3)
  施主支給に見る不信感  家相はまだ気になる?  予算と要望が合わない
 人と間取りの関係  和室空間よどこへ行く  情報は整理してね
 口約束の権利  木造耐震性の疑問に答える  金銭感覚が麻痺した世界
 現代和風とは  家づくりを学ぶ意味  営業マンだけで家を選ぶな
 このまま合板文化でいいの  設計士、建築士・・?  住まいはショッピングでは
 設計事務所の敷居  施主と住宅業者の良い関係  今、家は買い時?
 家づくりは人と人との出会い  家づくりの誤解  知り合いの業者
 住まいと断捨離  好みの色彩のはずが  電気料金の違い
 優良住宅の将来的価値  涼を呼ぶ工夫  外部色彩の悩み
 住宅計画と現体験  こだわりと許容  2つのライン


gaden-K5-11_20080929153433.gif 住まいのコラム(4)
 長期優良住宅消費者には?  建材・新商品に思う  太陽光発電爆発的普及へ
 家づくりの仕分け  夢や形を思いに  家づくりの何が基準<なの?
 家づくり成功への道  長期優良住宅は得なの?  住宅情報収集の落とし穴
 住まいから生まれたことわざ  工務店の家  新築中に業者が倒産したら
 長期優良住宅の疑問  営業の本音とたてまえ  木は生きている・・・?
 ローコストの落とし穴  どこの会社が一番  経験とノウハウ
 狭小住宅の定義  2世帯住宅の悩み  コンセプト住宅の提案
 マイホーム取得適齢期  火のない暮らし  無垢材の質感
 見積金額の謎  どこへ頼めばいいの?  暖炉と薪ストーブの違い
 完全主義の落とし穴  住まい文化の違い  防犯か避難か
 顧客満足度とは  窓口アンケートに注意  隣家とのプライバシー


gaden-K5-11_20080929153433.gif 住まいのコラム(5)
 住まいの郵便受けポスト  木材を知らない世代  住宅と車の違い
 畳の話  比較できない見積もり  プロと相談出来ない
 見た目一瞬住めば一生  節電を考える(1)  鬼門の由来
 2世帯住宅と家族の絆  設計士の顔が見えない  住宅展示場に行く前に
 住宅技術者の実態  家づくりの矛盾  消費税アップと住宅
 どこがフリープラン  住宅業者の紹介は  俯瞰して見よ
 再燃・オール電化対ガス  住宅雑誌に躍らされるな  夫婦の意見の食い違い
 作り手・売り手の話し  家つくり信用不安  自社で建てない営業マン
 地産地消の家  建築士は1級、2級・・?  デメリットを知る
 トップの顔が見える家づくり  家を建てる目的  有能な営業マンを頼みたい
 要望は通ったが・・?  ペットハウスも進化  NO1よりオンリーワン
 顔も見えない家つくり  引越しも考えて  全ていいとこ取り間取り
 風水ブームに思う  大事なことを忘れた家  床材は無垢?合板?
 住育って知ってる  素人の浅知恵  住んで気づく失敗
 先の見えない保証  軒先が短くなった  住まいの様々な祭事
 環境エネルギービジネス  中古住宅市場の動向  新築の家が寒い


gaden-K5-11_20080929153433.gif 住まいのコラム(6)
 輸入住宅への警鐘  返報性へのルール  
     

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大工道具と作業環境
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皆さんは大工さんが使う道具にはどのようなものがあるかご存知でしょうか?

「かなづち」「のこぎり」「かんな」といったみなさんご存知のものから、細い穴をあける「きり」、ホゾ穴をあける「のみ」、寸法をはかる「かねじゃく」、墨付け用の「墨つぼ」、荒木を削る「ちょうな」、木組みをたたく「かけや」・・・・といた昔からある道具と最近の電動工具に至るまで、多くを必要とします。

また、同じ道具でも作業内容にによって数種類使い分け、じつに多彩な道具が家を建てるには必要と します。

それに、それらの道具を保守するのも大工さんの大切な仕事の一つです。
たとえば「のこぎり」の目をメンテナンスする「目立て」、「かんな」や「のみ」の刃を常に切れやすくするための「研ぎ」などがあり、「目立て」には「やすり」、「研ぎ」には「研石」が必要となります。
このような作業にも手間はかかりますが、やっておかなければ良い仕事できなくなってしまいます。

こうしてみると、作業道具やメンテナンス道具、それに作業用の釘袋、ヘルメット、安全ベルト、・・ ・・数え上げてみると何十種類にもなりますよね。

現場で大工さんと話したり、作業を見ていると道具は「手の延長」ということが実によくわかります。
熟練の大工さんいわせると「道具と手が一緒になって一人前、それでないと木と話は出来ない」といいます。

修行時代は親方に「一人前になるまでは一切電動工具の使用は禁止」といわれたそうですよ。
手作業でなければ、木材の種類による性質の違い、使用場所の適正さなどはわからなく、手作業によって墨を付けて刻むといった経験から木材の性質を見抜く目がやしなわれ、木の性質にあった「道具の使い分け」などの技術も覚えます。

しかし、現在の家づくりはこのような大工さんの作業環境を大きく変えつつあります。
手作業の道具は非効率的であり、工期の短縮化や後継者不足、コスト削減などにより作業場の構造材加工はプレカット工場へ、造作材加工は既製品使用といった状況が一般的になってしまいましたね。

現場作業を見ても電動工具を使用する作業が大半をしめ、工具箱には、接着剤やコーキング材、補修材が半分を占めて、「カンナ」「のみ」・・といった道具は現場での作業が大変少なくなりました。

ある、ハウスメーカーの営業マンがこのようなことをいっていました。 「お客さんが『我が家の仕事は腕の良い大工をお願いします』という話が多くて困ってしまいます、私達の家には、本来の大工の腕を発揮する作業はほとんどないですからね」

お客さんに、大工工事のこのような実態を見抜く力はありませんし、パンフレットやモデルハウスで夢を膨らませ、せめて「大工さんは腕の良い人にお願いしたい」と考えるのが当然のことでしょう。

しかし、私も現在のハウスメーカーの家づくりは、営業マンの言う通りだだと思っています。

ハウスメーカの現場作業は、いかに効率よく作業を進めコストの削減を図るかにあります。
メーカー下請け大工さんにしても、ハウスメカーの営業圧力により仕事が減り、生活のために下請け工事をしている方が大半で、メーカー側の意向に沿って、現場監督の指示通りの作業をするだけです。

そこには、前述した「手の延長の道具作業」は姿が見えません。

でも、そのような実態で良いのでしょうか?

「どんなに電動工具が便利になっても、手の道具が必要だし、仕上がりを決定するのは手の道具作業だよ」と熟練した大工さんほど言います。

工務店で在来木造を建てる家づくりでは、まだ工事内容によって「手の道具」を生かした仕事が残っていますが、ハウスメーカの家づくりにおいても、大工の作業環境や人材育成を考えないと「大工さんの造った家」といっても表面だけで「大工さんの心がこもってない住宅」ができてしまいますよね。

  





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内装材の選び方
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内装材とは屋内空間を構成する建築材料の一般的な呼び名です。
内装材といわれても普段の生活空間で、どのようなものが使われているか正確にわかる方は少ないと思います。


あなたの家の内装材はと聞かれ「床はフローリング、壁はクロス、・・」程度の知識はあるかも知れませんが、内装材には目的や用途によって多くの種類がありますから、目的や用途に即した内装材の知識を得ることが、家を建てた後のリホームなどでもおおいに役立ちますよ。

内装材の種類

<床>

天然木フローリング、合板フローリング、コルクフロアー、絨毯・カーペット、タイル、ビニールタイル、ビニールシート、畳、石材、竹、籐・・・

<壁>

ビニールクロス、布クロス、自然素材壁紙(和紙・ケナフ・・)、木材(天然、合板)、左官仕上げ、塗装仕上げ(漆喰、じゅらく壁、珪藻土)、石張り、タイル張り・・・

<天井>

ビニールクロス、布クロス、自然素材壁紙(和紙・ケナフ・・)、木材(天然、合板)、竹、籐、左官仕上げ、塗装仕上げ・・・

このように実に多くの内部空間の材料はありますから、固定概念にとらわれずに自分の空間イメージを膨らませて材料を検討してはいかがでしょうか?

漠然とした表現で「では、どのように考えればいいの?」と思うかも知れませんが、例えば「訪れた店舗やホテルのイメージが良かったが何で仕上がっているのか?」「ペットを屋内で飼っているからどのような仕上げ材が良いか、脱臭効果は?」「二階や階段の音が気にならなくなるにはどのような材料が?」「○○空間でまとめるにはどのような素材が?」といった、自分のライフスタイルに合わせた検討をすることから始めるのが良いでしょう。

選択の注意

内装材はカタログだけや写真だけで選ばず、大き目の現物サンプルを取り寄せ選ぶようにしましょう。 カタログや写真ではわからない素材の質感と、施工面積の仕上がりイメージを確認することが大切です。

イメージがつかめなければ、設計者やインテリアコーディネータ、メーカーのショールームなどで聞くことも検討しましょう。また、アフター面を考えて、手入れ方法の確認をしておくことも必要です。

シックハウスと自然素材

シックハウス問題は、自然素材以外の内装材が規制対象品ですが、ホルムアルデヒドの放散量に応じ、統一の等級表示がされ、現在はほとんどの商品が一番厳しいフォースター「★★★★」マークが使用されていますので、24時間換気と連動してシックハウス問題は解消されつつあります。

自然素材は「健康住宅」といった表現で多く使われていますが価格は一般的に高くなりますから、専門家に相談してコストと効果のバランスを考えて使用することが良いでしょう。

バランスを考える

いろいろな内装材があるからといって、あれもこれもと多くの種類を使用しないようにしましょう。
特殊な素材はポイントしぼり、配色、空間の落ち着き、などインテリアの面かの配慮も必要です。
また、メンテナンスの違う素材を使いすぎると手入れが大変になりますから注意しましょう。

内装材を選ぶということはインテリアを決定づけますから、インテリア要素の照明器具、家具、家電製品・・などとのバランスを考えることも大切になります。

設計士やインテリアコーディネーターに、内装材とインテリア計画を合わせたプレゼンボードを提出していただくとわかりやすいでしょう。

  





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住まいの窓
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住まいにおいて、窓はなんのためにあるのかを考えると、大変に重要な役割をはたしています。

光を取り入れる、風を通す、屋外を眺める、換気をするといった基本的な役割から、窓の形状、面積によって開放感や閉鎖感を与えたり、屋外、室内のデザインの面でもイメージ効果で大きな役割を持っています。

また、外部から内部、内部から外部へと熱や音の出入りともなっています。
それに、窓からの空き巣泥棒侵入が、一番多いデーターがありますから、泥棒にとっても貴重な部分となっていますよ。

窓の形状によって、窓の建具も様々で、昔から工夫されて現代に伝わっている建具や、輸入住宅の影響を受けた新しいデザインの建具も多くなってきましたね。

窓の位置による役割

1、掃きだし窓

 床面まで開放して室内のゴミを掃きだすことができることから呼ばれています。
 室内に開放感を与え、屋外への出入りもできる窓。

2、腰窓

 腰の高さ程度に設置するからこうよばれています。
 和室と洋室を比べると、座位の違いから腰高は和室は低く、洋室は高く腰高が設定されます。

3、天窓(トップライト)

 天井、または屋根部分に設置する窓で、他の窓に比べ同じ面積なら法規上の「有効採光面積」が
  3倍になります。

4、欄間窓

 主に、掃きだし窓の上部に設置され、通風や排煙用に使われるが最近は少なくなりましたね。
 日本家屋では、庇を長く出し雨天でも欄間窓を開けて、通風や排煙をしていました。

5、天窓・地窓

 天井付近に付けるのが天窓、床面に接して付けられるのが地窓で、通風や排煙などの
 役割があります。
 特に地窓は和風空間でよくつかわれます。

7、出窓

 外壁面から外部へ飛び出している窓で造り付けの出窓から、サッシ出窓までいろいろな
 形状があります。
 日本家屋では長方形形状が一般的ですが、輸入住宅の影響で、ベイウインド(湾型)、
 ボウウインド(弓型)といった出窓も多くなりました。

外部建具の種類

外部建具のガラス戸の部分を障子と称しますから、ガラス戸部分を障子表現にします。

1、引き違い窓

 2枚の障子が左右に動く一般的な窓で、開口面積は一枚の建具分だけです。
 片方の建具だけ動くのが「片引き窓」です。

2、開き窓

 片開き(障子の右か左が吊元)、両開き窓、などがあり屋外へ開き全面開口できます。

3、上げ下げ窓

 障子を上下に上げ下げする窓で、1枚だけ動くのがシングルハング、2枚とも動くのを
 ダブルハングと呼びます。

4、はめ殺し窓(FIX)

 開閉しない採光用の窓で、吹き抜けや天窓などに多く使用されます。
 海外ではピクチャーウインドといいます。呼び名でイメージがだいぶ違いますよね。

5、突き出し窓

 障子の上部を軸として、屋外へ突き出します。
 開ける角度で通風量を調整でき「オーニング」とも称され、複数障子タイプもあります。

6、滑り出し窓

 窓枠と障子を金物でつなぎ外へ滑り出すように動き、障子の周囲に空間ができますから、
 風通しの大変良い窓です。建具の左右に空間のできる縦スベリ窓、上下に空間のできる
 横滑り窓があります。

7、内(外)倒し窓

 障子の上の方を内側、または外側に倒す窓で、プライバシーを守りながら効率よく風通しが
 できます。 内開き・内倒(ドレーキップ)という窓もあります。

8、ルーバー窓(ジャロジー)

 障子がガラスの羽根状になっていて、ハンドルを回して開閉します。
 閉めても両端のガラスを支えるサッシ枠厚み分、わずかな隙間ができ気密的に問題があります。

機能窓

窓には防音窓、断熱窓、防犯窓といった障子を複数にしたり、ガラスを加工したしたまどがあります。 サッシの機能の詳細は今後別の機会に紹介します。

住まいの窓には、多くの役割と多彩な障子のデザインがありますから、あなたの生活スタイルに合わせて選択してください。

  





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設計図書の流れと役割
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住宅の設計図は敷地の現地調査から始まり、工事完成までに設計者が作成した図面や書類を総合して「設計図書」といいます。
設計図書は私の場合、一般的な住宅で図面で30枚程度、書類は内容によって50枚程度が標で、設計変更が多かったり、打ち合わせ内容の変更が多いとすぐに20~30枚と増えてしまいます。

実際に図面を提出すると、皆さん枚数の多さに驚かれますが、何もない空間に設計図を基本に施工し組み立てていきますから、上記のような枚数が必要になります。

設計図書の種類や名称は別ページにまとめてありますからそちらを参照してください。

    設計図書の種類と内容

ここでは、どの時期にどのような目的で図面を書き、どのような役割があるのかを説明します。

基本設計

お客様から依頼を受け、ヒヤリングシートを作成します、ヒヤリングした内容が設計者に与えられた条件(与条件)となります。
このヒヤリングの時点で、お客様の意見を聞き、内容にそった様々なアドバイスと提案をして、方向性を出していきます。
また、同時期に現地調査を行い、敷地形状、近隣状況、建築法規・・などを調査します。

ヒヤリングシートと現地調査を基に、平面プラン、立面プランを作成し、面積を計算して最初の基本プランの提出となります。

この、基本プランをベースにお客様に検討していただくと共に、提案などで住まいに対するコミュニケーションを深めていき、図面上に反映させます。

基本設計の平面、立面形状が固まってきたところで、部分詳細、設備計画、配置、断面、仕上げ表などの図面を書き、概算予算を組んで概算見積書を作成します。

設計者によっては、実施設計完成後の競争見積もりまで予算がわからない場合もありますが、基本設計以後の設計変更などの検討ベースになりますし、総工事費の目安にもなりますから必要と思っています。

基本設計を基に、詳細な実施設計を詰めますから、設計者任せにせずに不明な点があったら、この時点で質問して解決しておくことが大切です。

実施設計

基本設計を元に詳細を決め、工事金額を確定し、実際の工事を行うために必要な情報の図面を作成する過程です。

基本設計だけでは、家を建てるための図面としては情報が不十分ですから、細かい寸法、構造から仕上げに至るまでの材料・材質・メーカー・品番・色など、決定した情報を全て図面に表記していくこととなります。
ですから、この期間も図面を基本に様々な打ち合わせを進めていきます。

実施設計図は専門業者などの図面も含め、専門的な設計図となるために一般のかたには難しく「細かい所はお任せします」とよく言われますが、疑問に思った点はその時点で解決しておくようにしましょう。

見積・契約図

実施設計図を基に建築業者の見積が行われます。
上記の設計図書から見積に使用される図面を「見積図」と呼びます。
見積結果によっては、設計変更が行われる場合もあり、最終的に金額・内容が承認された図面をまとめたものが「契約図」となります。
これから先は、「契約図」を基本に変更、追加などが検討されます。

確認申請・住宅性能表示

建築基準法に適合しているかどうか、また希望する性能の等級に適合しているかどうかを判定してもらうために、役所若しくは指定確認検査機関 (性能評価の場合は指定住宅性能評価機関) に申請をします。

以前は確認申請提出後、ある程度の設計変更は、図面差し替えや設計変更届出で済みましたが、現在は軽微な設計変更以外(特に構造部の変更はダメ)は確認申請取り下げ、再提出が基本ですから、提出前に再度内容を設計者と共に確認するようにしましょう。

施工図

確認申請受理後、着工し契約図通りに工事が行われていきますが、図面では表現しにくい部分や細かい寸法が必要な部分などは、施工者にたいして意思が明確になるように「詳細な図面」をかいたり、場合によっては実物大の「原寸図」などを書くこともあります。
(施工図は専門業者から提出される図面もあります)

竣工図

建物完成後、変更、追加などを含めた、実際に建てた状態を図面化し建主に提出します。
この図面が「竣工図」となり、竣工図と打ち合わせ書類が最終的な「設計図書」となり、今後のメンテナンスやリフォームなどでの大切な資料ですから大切に保管しましょう。

(注、この内容は一般的な設計事務所の設計業務内容で、住宅会社や工務店などの内容とは異なります

  





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住宅の現場管理実態
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住宅建築の現場管理は、一般的に一人の現場監督が一度に数棟の建物を管理します。
よほど大規模か特殊な住宅建築現場でないかぎり、一般建築のような現場事務所などは設置しません。


住宅の現場は一般的に着工から完成までの工程で30近い業種が現場の進行に合わせ、資材を搬入したり現場での作業をします。

他の業種の商品と違い、工場でなくて現場で組み立てていきます。
人生で最も大きな買い物といわれている「住宅商品」ですが、現場監督が一人で掛け持ち管理をしていますから、工場内での生産管理とは程遠いのが現状です。

それに、監督自体現場だけ見るのではなく、企業規模が小さければ設計から営業のフォーローまで 何でもやらなければならない所が多く、専門部門の現場管理がおろそかになりがちです。

住宅の現場というと、昔の個人大工請負スタイルの延長的な考えがいまだにある所もあり、管理書類や写真、日報、検査報告書などがきちんと現場ごとに保存していないところも今だにあります。

先日も、地元の地域ビルダーで建てた方から、リホームの話があり打ち合わせをしていて、「当時の図面はありますか?」と私がお願いすると確認申請の図面が出されました。

良く見ると現状で少しちがっています。「一度簡単なリフォームをしました?」と聞くと「いえ、設計変更で一部が違っていますが図面は特に提出されず、現場で話だけで変更しましたから」という話です。

水周りのリホームですから、狭い部屋の部分が多く、変更図画面でどのように設備配管や電気配線を移動したかわからないと、見えないところは解体しないとリホームの検討も出来ません。

過去の住宅工事現場では、役所の完了検査も届けなければ必要なく、このように現場で話だけで設計変更されているのも多いのが現状です。
でも、お客さんには図面は来ていなくても住宅会社には保管されているかと思い確認していただきましたが、「ありません」という返答でした。

このような話は、住宅建築現場ではごく一般的な話です。

現在の住宅現場は、書類管理の重要性が浸透してきて、各社ともそれなりに対応するようになりましたが、大手ほど書類管理がうるさく、逆に書類の多さが現場の施工管理を手薄にしているともいえます。

あるハウスメーーカーの下請けの話ですが、「現場が工程ごとの書類提出でいやになりますよ、監督なんて多くの業者から提出された書類をまとめるのに、現場に来る回数が少ないですよ」というはなしでした。

建築施工現場は毎日進行し、どんどん構造部や下地部分は塞がれていきます。
現場の施工チェックは下請け施工者が自らチェックし、監督は書類上でのチェック、何か問題が発生したら下請け責任という姿が見えます。

これでは、完成後立派な管理書類が提出されても本当の意味の施工管理がされているかどうか疑問ですよね。

それでなくても、建築工期は短くなりつつあります。
請負契約で工期が決まれば、特別なことがない限りは、いやおうなしに仕上げなければいけません。

そこには、現場管理者の負担がますます大きくなっていますが、掛け持ち管理では常時現場で作業を見ることも出来ませんから、上記のような管理体制になってしまいます。

やはり、施工現場は自分でマメに見るか、第三者に管理委託しなければならない時代といえましょう。

  





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寒いときの基礎工事
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気温がますます底冷えする季節になりましたね。

このような時期から、基礎工事を始まるかたもいるでしょうから冬季の基礎工事に関する注意点をまとめてみます。


一日の平均気温が4℃以下になることが予想されるときは、寒中コンクリートとしての施工いなけれ ばいけません。
寒中コンクリートとは、コンクリートが凍結しないように、また、寒冷下においても所要の品質が得られるように、材料、配合、練混ぜ、などをデーターによって管理するもので一般に「温度補正」と呼ばれています。

コンクリートの練り混ぜ開始から打ち込むまでの時間を短くし、コンクリートの温度低下を防ぎ、コンクリートの打ち込み温度は5~20℃の範囲とされています。
ですから、冬季の基礎コンクリート打設工事は地域にもよりますが、日中から午後の早い時間まで とし、夕方などの冷え込む時間帯は厳禁ですよ。

また、打ち込まれたコンクリートは、露出面が外気に長時間さらされることのないようにし、露出面はシートなどで保温養生が大切で、特に風にあたらないようにすることが大切です。

この期間は基礎型枠の養生期間も通常の季節より長くとる必要があります(1週間程度)。
(特殊コンクリートや、凝固材使用で短期間の場合もあります)
型枠取り外しを短期間で行うと、表面の冷え込み温度差を生じ、ひび割れが発生するおそれがあり ます。

工程表などで基礎工事の養生期間は何日あるかの確認が必要ですよ。
意外と基礎工事屋さんは、仕事がいそがしいと型枠を使い回さなければならないので、養生期間を 無視しがちですから要注意です。

また、型枠には木製型枠と鋼製型枠が一般的ですが、鋼製型枠は熱伝導率が高く(熱を伝えやすい )コンクリート表面が冷えやすいですから、冬季においては保温力のある木製型枠のほうが向いて います。

寒冷下において初期凍害を受けたコンクリートは、その後適切な養生を行っても強度を回復することはなく、耐久性、水密性等が著しくおとってしまいますよ。

また、日中天気が良く温度も低くなくても、山影などの施工場所の場合は日が翳ってから急激な温 度低下が考えられるので注意しましてください。

基礎は建物を支える大切な場所ですから、冬季の基礎工事は上記のことを十分に注意しましょう。

  





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シロアリ健康被害
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最近家を建てようとしている人に、アレルギー体質なので、木造で建て自然素材で内装を仕上げたいと思っているが、「シロアリ防除処理の薬剤は健康に影響ないのか」という質問をうけました。

以前のシロアリ防除剤の歴史は、ディルドリン、クロルデンといった毒性の高い有機塩素系の薬剤が使われていたが時代があり、私の知人でもリホーム工事のときにシロアリ防除工事を施し、数日後に飼っていたペットの犬が急に元気がなくなり、死んでしまった例もあります。

このような薬剤は80年代に使用禁止になり、その後有機リン系の薬剤が主流となりましたが、代表格のクロルピリホスが2003年のシックハウス規制で禁止されました。

現在、主として使われている薬剤は、非有機リン系という、蒸気圧の値が低いネオニコチノイド系というものです。

健康被害の有無を考える一つの目安は、薬剤の「蒸気圧」というものがあります。
蒸気圧とは薬剤成分の蒸発しやすさを表しており、値が小さいほど蒸発しにくく、人が吸入する可能性も低くにおいも弱くなるますよ。

現在、日本しろあり対策協会が認定している薬剤は、蒸気圧が昔の薬剤と比べて数千~1万分の1程度になっているので、健康被害は以前の薬剤に比較して大幅に少ないといえましょう。

特にネオニコチノイド系薬剤でも、「タケロック」や「ハチクサン」といったものが蒸気圧の値が低いものです。

アレルギー体質の方には、常人では考えられない症状がある方もいます。
以前、雑誌や新聞紙などの印刷物に触れただけでも、皮膚にアレルギーが発生する人の生活談を読んだこと思い出し、自然素材の薬剤も調べてみました。

自然系の薬剤は、自然由来の成分を用いるため合成薬剤に比べて品質がバラツキがあり、価格が高い傾向にあるます。
また、自然系だからといって安心はできないのです。
虫を殺すわけですから、それなりの毒性はありデータを調べると、合成薬剤より毒性が高かったり、においがきついものもあります。
それに、自然系は長期間の間には成分が分解されてしまい、効果が長続きしないみたいです。

こうなると、アレルギー体質の方にはどちらが良いのか良くわからなくなってしまいました。
いろいろ調べると、木炭を液状化した「炭」は毒性もなく、防虫効果もあり、最近は普及しつつあるのでそちらを薦めました。

家つくりで薬品や薬剤を使用する場合、特にアレルギー体質の方は、自分の症状に合わせ、医師や専門家と良く相談してから対応しましょう。

  





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現場監督の問題。
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住まいの工事による出来ばえや満足度は、現場監督の力量によっても大きく左右されます。
あるサイトで、住宅会社経営者に「現場監督に対して不満や悩みを抱えている」といったアンケートで悩みのトップは「優秀な監督が見つからない」(52%)ということでした。

私も現場監督の経験もありますが、意外と一つの会社に長くいる人は少ないのです。
自分のスキルアップとして現場監督を経験し変えていたり、業界不況による倒産や閉鎖、減俸などによって会社を変えている現場監督も多くいます。

また、木造住宅現場監督に対するアンケートでは、約40%が「仕事の忙しさへの不満を抱いている」でした。

調査では監督の忙しさは、1日の平均労働時間は11時間、1日12時間以上働いている人が34%、週休1日以下が過半を占めるていました。

木造住宅の現場監督が忙しい理由の一つは、会社の業務規模によって仕事が多岐にわたることにあります。

営業や設計など、現場以外の業務を兼務する監督が50%前後いましたよ。

特に「小さい会社なので、監督の仕事以外のことまでしなければならない」という意見が大半をしめたそうです。

現場監督の仕事には、施工管理、予算管理、業者管理、資材管理、安全管理などあります。

施工管理は工事の「施工内容管理、工事工程、工事写真、工事日報の作成」など、予算管理は「実行予算を組み取引業者、下請け業者への発注」、業者管理は、「その工事にたいしての業者選択や業務レベルのチェック」、「資材管理は資材の発注と納期の確認」安全管理は「現場作業の安全体制のチェック」などが上げられます。

しかし、一つの住宅現場を一人で上記の内容を担当しているのではなく、それぞれの経験値に合わせ担当分担しているのが一般的です。
逆に一人で全てを担当すると、上記内容のような労働時間でも、営業や設計を兼務すうようなことはとてもできません。出来るとすれば、どこかの部門が中途半端になっています。

監督の経験値の浅いうちは、予算的な職人の工賃交渉や材料の仕入れ価格の交渉などは任されませんから、工事内容の把握が出来ず、現場と会社の使い走りのような考えになって、会社を変える人もいたりします。

企業規模が大きいほど、分業制が進んでいて労働時間条件は楽になりますが、住宅技術者としては、多くの知識を得ることが出来ず中途半端になっているように思われます。

特に、住宅の現場管理は設計や営業面も知識として把握していないと、良い仕事は管理できないのです。

営業担当者に住宅の工事や設計の知識がなければ、お客様は安心して契約出来ないのと同じことといえましょう。

若い時に住宅業務に関する様々な経験は、将来の自分に対する投資と考えるべきではないでしょうか?
お客様は単なる買い物ではなくて、生涯の住みかを求めているのです。

  





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不明な建築専門用語
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建築専門用語は専門家にとっては、日常使い慣れているので打ち合わせの上での何気なく使ってしまいますが、一般の方には意味不明の用語も多くあるようです。



「ケンプラッツ」というサイトで、5年以内に戸建て注文住宅の新築を検討している全国の男女200人に、打ち合わせ中にわからない用語があったかどうかを聞いたところ、「あった」という答えが、65.5%もあったそうです。

そのうち36.6%との人が、住宅完成までわからないまま進めたそうで、他の人は、ネットで調べたり、住宅会社に聞いたり、知人や親戚に聞いたり、専門誌で調べたそうです。

専門家サイドから内容をみると「え、このような用語でも説明しないとわからないのか」といったものもありましたが、言葉の意味が伝わっていなくては、打ち合わせしていても何もなりませんよね。

私の経験でも、間違いなく説明したのに後で「その話は聞いていませんよ」といったことが度々ありました。
メモなどを見るとお互いの記憶違いの場合もありますが、きちんと説明したつもりでも専門用語が理解されずに、肝心の打ち合わせ内容が理解されていない面もあったかと反省しました。

それでは、どのような専門用語がわからなかったかを列記してみますが、専門用語を詳細に記入すると長くなる用語もあるので、用語を確認したい方は、説明ブログページで参照してください。

不明だった専門用語

1、容積率・建ぺい率・北側斜線・市街化調整地域などの建築法規用語。

  このらの用語はある程度言葉は聞くが具体的な内容がわからないという回答です。

  参照ページ   住まいの法規

2、在来工法、2X4、パネルなどの構造用語

  これらの言葉は専門家からすれば、当然理解されて打ち合わせしていると思いがちです。

  参照ページ   住宅工法と構造

3、坪単価・付帯工事などの価格に関する用語

  坪単価などは業者によってもいろいろあって、何を基準にしているかわからない。

  参照ページ   坪単価と見積書      住宅工事費

4、C値、Q値などの高気密・高断熱に関する用語。

  これらの用語は高気密・高断熱住宅の基本ですから、わからないということは業者側の
  説明不足が指摘されます。

  参照ページ   24時間換気と気密住宅

5、瑕疵などの住宅保証に関する用語  

  参照ページ   住宅瑕疵(かし)担保の保証

回答の中には「すべてです、なんとなくわかるような気もするけど、具体的なことはわかりません」 といったものもありました。

打ち合わせ段階だけでなく、契約、着工と進むとますます専門用語が増えてきます。
このようなすれ違いが、後々のトラブルやクレームにつながることも考えられます。

家づくりは、一生に何度もない大変な大事業ですから、専門家側もこのアンケート内容を理解して対応すると共に、家を建てる方も知らずにいると「一生の恥」どころか「一生の損」になりかねない場合も考えられますから、知らない用語はそのつど確認するようにしましょう。

  





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住まい||住宅|不動産|予算

預金連動型住宅ローン
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最近の住宅ローンは、様々なタイプが現れ、選択する側も自分にとってどれが本当にメリットがあるのか検討がつかない状態がおおいとおもいます。

世界的な低金利時代を向かえ11月の住宅ローン金利は全体的に引き下げられました。

未曾有の金融危機による世界同時不況を回避するため、主要国が政策スタンスを金融緩和へと変更下のです。
この結果、10月31日、日本銀行は短期金利の誘導目標(政策金利)を0.2%引き下げ、。その影響をうけて、変動金利の利用率が大幅に伸びています。

11月17日は、短期プライムレートが1年半ぶりに0.2%(1.875% → 1.675%)引き下げられ、住宅ローン金利の引き下げ圧力がさらに強まり、住宅ローン利用者には追い風となってくると思われます。

そんな中で、金利に関係なく、最近注目を浴びつつある「預金連動型住宅ローン」があるというので調べてみました。

「預金連動型住宅ローン」とは、預金残高と同額までの部分は住宅ローン金利がゼロになるのが基本的なしくみになっていますよ。

ですから、預金が増えていけば、金利が掛からない部分が増えていきますから、月々の利息支払額が減らすことができちゃいます。

この「預金連動型」のパイオニアである東京スター銀行の「スターワン住宅ローン」商品から、内容を見てみます。

預金連動型住宅ローンの特徴

1、繰上げ返済と同じ効果

普通預金の残高と同額分までのローン残高には金利がかからないのが大きな特徴で、預金残高がローン残高以上ならローン残高は無利息となり、繰上げ返済とほぼ同様の支払利息縮減効果が見込めます。

2、住宅ローン減税効果

通常の住宅ローンで繰り上げ返済を行うとローン残高が減少するため、所得税の住宅ローン控除額も減少してしまいますが、このローンでは、預金残高分は無利息となるが税務上見かけのローン残高は減少しないため、納税者側にとってかなり都合の良いローンと言え、繰上げ返済の効果を維持しながら、減税の効果を受けられます。

3、万が一でも残金が残る。

団体信用生命保険から住宅ローン残高が支払われるだけで、預金残高は残された家族にそのまま残ります。

4、保証料が無料

一般的に35年返済の場合は1000万円あたり20万円前後の前払い保証料がかかりますが、無条件で保証料がかからず、節約効果が大きい。

5、資産運用としての効果

預金残高部分は「住宅ローン金利の節約分+住宅ローン減税分」の運用ができたことになります。

注意点

上記の内容をみると良いことずくめのようですが、注意すべき点もあります。

1. 住宅ローンの金利が一般的に高め

2008年11月現在で、変動金利は3.00%、固定金利10年は3.70%になっていますが、最近はキャンペーンを行っており条件を満たせば、1.00%の金利優遇を受けられます。

2、普通預金残高には金利が付かない

気にはなりますが、近年の普通預金の金利水準から考えると、住宅ローンの金利節約効果のほうが大きいと思います。
しかし、将来的に預金金利が上がった場合、効果は縮小していくと考えるべきでしょう。
(外貨普通預金でも対応していてこちらは金利が付きます)

3、一定のコスト金利が掛かる

メンテナンスパックという年率0.3%、年率0.504%、年率0.702%、の団体信用生命保険料などを含んだコストが掛かります。
年率0.300% のは団体信用生命保険が付かないから、法定相続人を連帯保証人とする必要があります。

<参考例>

住宅ローン残高=2000万円、預金残高=1000万円、変動金利=3.00%、
メンテナンスパック金利=0.504%の場合。

3.00%×((2000-1000)/2000)=1.50%+0.504% ⇒ 実質金利 2.004% 

優遇金利適応
2.00%×((2000-1000)/2000)=1.0%+0.504% ⇒ 実質金利 1.504% 

実質的な金利は2.004% と他銀行の商品と比べると割高ですが、優遇金キャンペーンの変動金利1%優遇を利用すると1.504% となり、他銀行の変動金利型としのぎを削っていますよ。
この計算で見ると金利の点で一概に有利か不利かは言えないことがわかりますよね。

この商品の特徴に「メンテナンスパック」がありますが、中でも「返済休暇」といったユニークなものがあります。
返済休暇は一時的に返済が厳しい場合、元本部分を1円まで圧縮できる機能が何回でも最長3年間取れるもので、家計に安心感を与えますよね。

最近では他の銀行でも取り扱う所も増えてきましたが、パイオニアに敬意を表して下に表示します。

  東京スター銀行「スターワン住宅ローン」

この商品は、返済期間中に何かのリスク対策として資金を残しておきたい場合や、ローンの金利が 節約でき、住宅ローン減税が受けられる効果を上手に訴えており、長期間にわたり返済の仕方を工夫していけば、一般的な住宅ローンでは実現できないメリットがありますよね。

今後、このような消費者の生活パターンに応じて対応できる、住宅ローンの開発を多いに期待したいです。

  





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在来工法の悲運
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一般にいわれている在来工法住宅と、伝統工法木造住宅とは、構造の意味合いがちがいます。
現在一般に建てられている在来工法は、伝統工法の軸組みを基本とした構造をべースに建築木準法により、変化した工法といえましょう。


伝統工法の構造では、基礎は「自然石」に直接柱を立て、柱立てし、貫(ぬき)といった横材で足元を連結し、布基礎がないので風通しよく出来ています。
(古いお寺や神社の建物を見ればよくわかりますよ)

また、壁も地貫、内法貫といった、柱を貫通した貫材とで構成され、小舞い(木小舞、竹舞い)といった塗り壁下自在で構成されていました。
柱は、内外とも露出して、外壁は土壁漆喰塗りや下見板張りとなっています。
柱や梁は「仕口」「ホゾ」「継ぎ手」といった構造用の金物は使用しないで収めます。

現在の在来工法は、建築基準により基礎部の立ち上がりは布状の鉄筋コンクリート構造にしないといけませんし、壁部は耐力壁計算をして「筋違い(すじかい)」やそれにかわる合板を使用します。
また、接合部は構造床金物で接合か補強しなければいけません。

先日若い大工とこのような話をしていたら、「え、筋違いって昔からなかったのですか?」といっていました。

現在の建築基準法は、明治時代に出来たばかりの大学の建築学科に教えに来た海外技師に学び、西洋の建築学の考え方の基に作られたといえるでしょう。
西洋の建築学には「三角形は四角形よりも変形しにくいかたち」という「トラス」という考えがあります。

三角形で構成されたトラスは小屋組みなどでも大きな空間が可能です。
「筋違い]もこのトラス構造から考えられました。

日本の大工技術ではトラスという考え方はなく、斜め材を入れることもほとんどしてきませんでした。

前述したように縦に柱、横に梁、足固め、差鴨居といった 四角の軸組みです。

日本に来ていた海外技師は、日本のそのような木造軸組みを批判的な目で見ていたようですが、仕口、継ぎ手の技術には「最高の精度でっ作られている」といって驚いたそうです。

金物で接合部を補強し緊結するのではなく、一方に穴を開けそこにホゾを差込み木栓で留めるたり、切り欠いた同士を精度よく組み合わせて接合したりするより、なぜ金物を使用して接合しないのか疑問だったそうです。
力の掛かる柱を切り欠くということは、西洋の建築学の常識からいったら、考えられないことでした。

でも、日本の古くからの大工技術が建築学科の技術として、工学的に検証されることはありませんでした。
その頃は、西洋からの建築学が最先端の技術だったので、なぜそうなのかを研究する人すらいませんでした。

明治時代に大学の建築学科が創立されて以来、日本の大工技術は「古いもので理解しがたいもの」として処理されごく最近まで、無視され続けてきたのです。

このような流れの中で、建築基準法上の在来工法は足元は布基礎でか固められ、筋違いが入れられるようになりました。
この過程でも現在のような耐震規定が出来るまでには、大地震のたびに布基礎と土台を緊結したために柱の引き抜け問題や、筋違いの柱頭、柱脚に働く力による柱の補強問題が起き、追加対応といった状態でした。

このような過程の中では、バランスの悪い構造の在来工法やローコストな構造を無視した在来工法建売住宅が乱立していましていて、過去の大地震などで被害にあってきました。

でも、法隆寺や五重塔を代表する多くの伝統工法木造建築が過去の大地震にも耐え立派に残っていますし、最近の大地震でも伝統工法で立てられた建物が倒壊した話は聞きません。

被害にあっているのは、伝統工法本来の大工技術をすて、簡易形式になった中途半端な構造時代の在来工法なのです。

現在の在来工法は、柱や梁は隠れてしまい見えず、壁も合板などで構成され、大工技術にいたっても伝統工法の気配すら見えなくなってしまいました。
完成すれば、在来工法も2x4もパネル工法もほとんど見分けがつきません。
木造で高気密・高断熱、あげくにはシックハウス問題です。
高気密・高断熱住宅なのに外気を入れて24時間換気をしなければならないとは?

建築基準法が木造では伝統工法を捨て、住宅金融公庫木造標準仕様書などが在来木造住宅を数値化しすぎてしまった結果ではないでしょうか?

反面、寺院建築などでは伝統工法による建築が受け継がれていますが、大工は「人間国宝」みたいに祭られてしまい、一般住宅での伝承などとは程遠いのが現状です。

伝統工法の家造りは手間や材料が高価で超高級住宅となってしまいますから、伝統工法の原理を研究し、明確な形で木造住宅に生かしてこそ「在来工法」といえるのではないでしょうか?

  





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200年住宅の素朴な疑問
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200年住宅構想が具体化し、「超長期住宅モデル事業」申請中、認定といった企業のPRがいろいろなところで目にするようになりました。

また、「超長期住宅モデル事業」認定加入の工事には補助金や優遇減税、金利優遇といった記事も目にします。

私なりに、200年もの間住宅を持たせるにはどのようにすれば良いか考えたところ、素朴な疑問に至りました。

現在の住宅は鉄筋コンクリート造の基礎でないと許可されません。
しかし、現在の鉄筋コンクリート構造自体、通常は60年~100年の寿命といわれているのです。

政府の構想では、鉄筋コンクリート構造を200年持つ高耐久な鉄筋コンクリート造にし、メンテナンスを行い易いものにして、ライフスタイルの変更にも対応しやすい、フレキシブルなものにしようという提案があります。
しかし、どのような構造なら200年持つ鉄筋コンクリート構造なのかが不明です。

鉄筋コンクリート構造住宅ならわかりますが、木造の「超長期住宅モデル事業」も申請されています。 このような特殊コンクリーと構造が、木造住宅の基礎にも使用するのか内容が不明確です。

ある企業では鉄筋コンクリートの鉄筋をステンレス鋼にした、鉄筋コンクリー住宅を申請住したところもあります。
鉄筋コンクート構造の強度は鉄筋が錆びて劣化すると落ちてしまいますから、このような考えだと思いますが、現在コンクリート自体、強度低下が問題化されています。
コンクリート強度低下はこちらをごらん下さい。    コンクリート神話が崩れた

古来から何百年の歴史を持つ「法隆寺」などの歴史を持つ建物には、鉄筋コンクリート基礎などありません。
礎石として自然石の上に柱が立っているのです。
この構造が、地震に対しても「免震構造」にもなっているのです。
五重塔にいたっては、地震に強く、地震でなぜ倒壊しないのかを専門的に実験をしていますが、いまでに明確な原理がわからない状態です。

このような歴史を持ち、いまだに現存する伝統工法は、現在の法律で住宅は建てられないのです。

200年といった期間の中で、20~30年の間にメンテナンスをするのが基本構想ですが、基礎自体が100年程度しか持たない構造ではメンテナンスでなく建て替えになってしまいます。

審査窓口の国交省自体に、絶対200年持つ住宅の、構造面での標準仕様書はなく実験などのデーターを基に、各企業から提案される事業計画を審査してるにすぎません。
現実に現在許可されている構造の住宅で、200年経過した住宅のデーターは何もありませんからこのような審査にならざろうえません。

中には集成材の太い柱や梁を使用した申請住宅のありますが、私は集成材の住宅を何棟も経験してますが、集成材の場合絶対に200年は持たないといえるでしょう。

定期的メンテナンスといっても、現在の住空間からの構想しかできません。

住宅間取りの歴史をみても、和室の通し間から、リビング+和室、LDKといったように世代交代と共に短い期間での住空間に対する考え方の変化がみられます。

今後200年の間には、科学の進歩や住宅設備機器、家電機器の変化はどのように変化していくのか、それによって住空間はどのように変化するのか先が読めません。
構造体は大きく改造できませんから、現時点で200年住宅を建てようとすることへの疑問を感じます。

業界では200年という年数に疑問の声も多く、そのせいか最近では「超長期住宅モデル事業」(200年住宅)といった表現に変わってきました。

どうやら、「200年を目指そう住宅」といった表現の方がよいかもしれませんね。

  





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