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輸入住宅について
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前回は南欧風住宅を取り上げましたが、今回は北欧型、北米型輸入住宅を取り上げてみます。
北欧の木造住宅の原型は丸太組住宅(ログハウス)です。
スカンジナビア地方は古くからログハウスが多く造られ、丸太ログだけでなく角ログ、集成ログなど多彩なログハウスが見られます。

森林も日本や北米と異なり高山は氷河の浸食で大木が育たず、森林は平地周囲部にあり植樹、伐採が計画的に行われ、昔から住宅、家具など木材が住空間にとけ込んでいます。

日本における欧輸入住宅は、このような北欧独特の「木の文化」をとりいれた空間の再現が受けているようですね。

ログハウスは輸入住宅とは別のテリトリー扱いで、北欧、北米それざれの地域の木材で現地で加工されたもの、日本材で加工したログハウスなどいろいろあり、セルフビルドシステムなどでログづくりを楽しんでいる人達も多くなりました。
日本伝統の建物としては、正倉院の校倉つくりがログ工法になりますね。

2x4構造に木材を豊富に使用した、北欧輸入住宅というものがありましたが、2x4工法は北米で発明され、北欧では使用されていませんので、北欧風住宅でしかありませんよ。
もっとも窓サッシや建材、設備を北欧の商品で構成すれば北欧輸入住宅?
最近は輸入住宅の定義がよくわからなくなってきました。

数十年前に円高輸入住宅ブームがおき、北米からの2x4構造の輸入住宅が大半で、窓サッシ、玄関ドア、室内建具、階段材、床材、キッチン、洗面台、家具、外部装飾部材が輸入品でつくられました。
当時は大手商社から輸入住宅代理店などが地方の工務店にまで営業し、個人ブローカーも暗躍し、住宅部材一式コンテナ輸入販売というのものがありました。
安いので買ったら部材が不足、代金支払い後業者は行方不明などで、社会問題にもなりましたね。
バブル崩壊と共にこのようなブームは終焉し、資本力のある企業が現在に至っているようです。

私もインチ寸法の図面を書いて、何棟かの北米型住宅を建てた経験があります。
ブームになる以前に建てたので、2x4自体普及していなく、金融公庫の融資もなく大変でした。
玄関ドアは内開き、床材は土足使用材が納入される時代でした、ブーム到来とともに日本向けに商品が開発されてきました。

当時、技術指導に来たアメリカ人技術者が面白いことを言っていました。
「なぜ日本人は一昔以上も前の様式住宅を高額で輸入して建てるのだろう」と不思議がっていまた。

当時も今も北米型輸入住宅のデザインは同じようなもので、アメリカでも輸入住宅デザインの建物は多く残っているが、一般住宅のスタイルは全然違っているとのことでした。

日本の建物でいえば、古い民家や武家屋敷を外国人が輸入していることになるのでしょうかね。
また、日本の在来工法と同じような「ポスト&ビーム」(柱と梁)という工法が広い空間を求めるのに、住宅にも使用されてきているとのことでした。
ポスト&ビームはアメリカでは、木造倉庫や事務所、工場などで採用されていて柱の断面は60㎝角もあるそうです。

そういえば北米型輸入住宅、カタログで見ると方形総2階、画一デザインですよね。
日本人向け「ウサギ小屋型」北米輸入住宅といったところでしょうか。

日航のアメリカ線パイロットの方の住宅を打ち合わせしたときも、リビング(約40帖)、居室は広い空間を求められ、間仕切壁は少なく家具で間仕切り、天井は全て補助ダウンライト、主照明はフロアースタンドという内容でした。
その方も「今時、日本が輸入住宅と称している住宅を建てるアメリカ人は少ないよ」と言ってましね。

住まいはその国の気候風土、文化、生活スタイルを反映して変化してきました。
日本には独自に発展した在来工法がありますが、ハウスメーカー商品、輸入住宅に押しやられ、「風前のともしび」状態です。

何も高い金額を出して輸入住宅をわざわざ建てなくても、日本伝統の住宅を現代和風住宅として建てたほうが気候風土にも合った住宅が出来るでしょうとある方と話したら、「しょうがないよ、家を建てるのに亭主の権限はお金だけ、好みは主婦や子供に移ってしまったからね」といってました。

確かに女性や子供達では「わび・さびの美」を原点とする日本住宅よりは、おしゃれな輸入住宅デザインの方に目がいくのはしかたないのでしょうかね。

  





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