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ハウスメーカー VS 工務店
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近頃ネットで検索していると、伝統の素晴らしい技術を継承している工務店がある反面、ハウスメーカとの価格競争などから経営不振で倒産する工務店などが多く見受けられます。


現在の一般的な地場工務店の状況は、以前のような徒弟制度で弟子を取って仕事で育てていくような体制は、弟子のなりてもいなく、また希望者がいても安定受注が少なく育てていくことができません。
伝統工法における独特の木材の仕口、継ぎ手、墨付けなどの技法もコンピューターによるプレカット加工工場の依存度が高く、工務店下小屋の加工機材は錆び付いているか、処分され資材置き場になっているのが多いのが現状です。

さらに、現行法規も伝統木造の技法を捨て去ろうとしています。

先日、取引のある宮大工の棟梁から、大断面木造木組みの地域ホールを造る計画があるので相談に乗ってほしいという話があり、計画図面を見せてもらいました。
棟梁の話では、出来るだけ金物を使わず伝統の継ぎ手などを駆使して建物を建てたいと、目を 輝かせていました。

確かに金物は強度はありますが、木材の収縮に追従できずボルトなどに、ゆるみがでくる場合があり、伝統の継ぎ手は収縮しても木材同士が引き合いゆるみが出ない継ぎ手があります。
しかし、その建物は構造計算、耐震規定が必要な建物で金物は強度数値が出て計算できますが 伝統継ぎ手は強度数値がありません。

「強度数値が出せなくても、既存の建物で地震にも耐えて何百年経過している建物があるじゃないか!」と棟梁は言ってましたが現行法規では建築許可が取れません。

一般工務店は、プレカットの依存度が高くなり、職人の高齢化と共に技術の継承が途絶えようとしています。
全国には、「大工育成専門学校」「ものつくり大学」なるものも出来ていますが、地域工務店が活発に活動していなければ専門教育された学生も生きてきません。

ハウスメーカーに目を移すと、大手ハウスメーカー「ミサワホーム」はトヨタの資本傘下となるなど大手同士の競争も厳しいものがありますね。
また、ローコスト系パワービルダー「タマホーム」の台頭、住まいの参観日「ミサワホーム」和風住宅「住友林業」2x4NO1「三井ホーム」・・・・など軽量鉄骨~木造、木質構造までいりみだれ百花繚乱の感があります。

ハウスメーカー業界にも新しい動きが見えますね。
前述したミサワホーム創業者三沢千代治氏は、ミサワホームを離れて「HABITA]を設立し、古民家風大断面住宅の家づくりを提案しています。プランと構造材だけを提供するスタイルです。

彼はHPのなかで、「避けて通れない価格明瞭」とかいてます。
私がブログでハウスメーカーの価格ブラックボックスのことを何度か書いていますが、自ら襟を正したというところでしょうか。

また「セキスイハウス」も木造シリーズの「シャーウッド」が当初の洋風スタイルから現代和風スタイルも取り入れ、建築家顔負けのスッキリとしたデザインに洗練されています。
時代の流れに乗って再生可能な資源、木材の活用が見直されつつありますね。

しかし、シャーウッドシリーズや他の和風住宅メーカーの商品を見ても、本社サイドの企画、工業加工商品で、全国共通、建物に地域性は全くありません。
本来、日本の家屋はその地域によって形状が異なりました、日差しの強い温暖な地域や、軒先を深くして夏の暑さ対策をし、雪の多い地方は屋根勾配を急にしたりして対応していました。
また、建物の規模を見れば、土地価格の高い都心部より地方対応商品と思われます。

在来工法を主とする工務店のテリトリーがこのような大手メーカー和風住宅の進出でまたもや脅かされようとしています。

冒頭に書いたように地域工務店はハウスメーカーとの価格競争、デザイン類似化追従、プレカット化などで伝統技術の継承など見る影もありませんが、中には40代、50代で先代の技術をしっかりと継承して第一線で仕事をしている大工達も多く存在します。
このような伝統技術を継承した大工達の技能を今後継承しながら生かす道はないのでしょうか?

いかに伝統技術の教育の場を設けようと、現場での活躍の場がなけければ、なにもならないですよね。

私はブログの中でハウスメーカーには特に風当たりの強い表現をしています。
それだけ現在のハウスメーカーは住宅産業にあって営業展開力の面などから、大きな社会影響力があると思うからです。
今後、ますます建築購入、着工世代の年齢低下と共にこの傾向は顕著になるでしょう。

ハウスメーカー商品を地方に建てる場合は地元営業所、地元の大工が工事を担当します。
提案として、地域大工を自社規格住宅で技術吸収するだけでなく、伝統技術を継承した大工との技術提携、工事分担受注(ジョイントベンチャー)などは出来ないものでしょうか。

地球の化石資源の枯渇問題から、再生可能資源「木材」が見直されつつあります。
ハウスメーカーとしても地域の林業、製材業も含めた「地方の時代戦略」というのはいかがなものでしょうか?

今回は堅い内容になってしまいましたが、どこで家を建てるかは消費者の選択です。
競争の原理による価格低下は大歓迎ですが、技術低下だけは歓迎出来ないですよね。

  





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