HOME > 住まいの情報 > 200年住宅の展望

先頃200年住宅の第一回公募が行われました。
現在多くの企業が200年住宅公募に申請中とおもわれます。
200年というスパンがあまりにも長すぎて、認可されても本当に200年持つかどうかのデーターはありません。
当然、維持管理上のメンテナンスも含めた200年対応ですから「長持ち住宅」「200年目安住宅」程度に考えていた方が良いかも知れませんね。
具体的に200年住宅の内容を取り上げてみます。
1、構造躯体部(スケルトン)の耐久性
2、住宅の耐震性
この2つの項目は、大地震でも補修して継続使用できる、
強度を有する構造体とし、
現在の耐震基準に沿った構造が求められています。
3、内装・設備の維持管理の容易性
スケルトン・インフィルの考えで、インフィル(内装・設備)
部分は清掃、点検、補修が安易であり、リホームにも
対応がしやすいこと。
4、変化に対応出来る空間の確保
家族構成、ライフスタイルの変化に対応できる空間
5、長期に渡って利用できる構造で対応
永年の使用に耐える断熱性能や省エネルギー性を有して
いること。
6、計画的な維持管理
定期的な点検・補修などの計画と、履歴の蓄積。
以上が200年住宅公募の内容で、認定を受けた住宅には
以下のようなメリットが受けられる予定です。
(公布、施行で正式に決定)
1、税金の減税
登録免許税・不動産取得税・固定資産税などが約14万円程安くなる予定
2、住宅ローンの長期返済予定
50年ローンが登場する予定で、フラット35の融資額も現在の90%から100%融資になる
見込みで、金利優遇も期待できます。
これですと、返済能力さえあれば、諸経費だけで家が建てられますよね。
保険も国のお墨付き住宅ですから、当然安くなり、新しい保険が出るでしょう。
3、資産価値が高い
中古物件としての流通価値が高くなります。
現在の木造家屋は20〜30年程度で資産価値0の一般的な評価ですが200年住宅は
計画的な維持管理により、家の履歴を蓄積することで、資産価値の裏付け証明となります。
今まで日本では、中古住宅に対する判断基準としては特になく、10年で資産価値0などの例もあるくらい中古住宅相場は整備されていませんでした。
欧米に目を転じると、100年以上も代々住み継がれた住宅が高額で取引されています。
全ての住宅がそうではありませんが、人が手を加えて維持管理され、構造のしっかりとしたものは、新築住宅より高い物もあると聞きます。
世代を超え受け継げる価値のある住宅として、判断基準と証明ができるのは最大のメリットでしょう。
大変にいいことづくめの200年住宅、気になるのは価格ですよね。
当然に建物のスッペック(仕様)は今までの住宅より全ての面でレベルアップしますので、高額な 住宅にはなります。
今までの家づくりとは違う視点が必要でしょう。
何世代にも渡って住める、次世代に引き継ぐ家づくりがトータル価格としては安いと思われます。
昔から「家は3回建てないと満足できない」と言われています。
現在のような情報社会では何度建てても満足出来ないかもしれません。
次世代には飽きられたり、旧式で転売されてしまうのか、世代継承ごとにメンテナンスして本当に安かったのかは200年後にしかわかりませんよね。
とにもかくにも先は見えないのです。
「ブームに乗って悪徳商法が出ないか、それが問題だ!」
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