HOME > 住宅設計 > 間取り考
自分で住まいをプランニングしたり、メーカーカタログ、雑誌などで選ぶにしても、
まず、間取りから始まる人が多いと思いますので、間取りの基本的な考え方を書いてみます。
■ 動線計画
間取りを考える時は、家族構成から単に部屋数や広さを決め、組み合わせるのではなく、住む人の生活動線を優先して考えましょう。
たとえば、ふだん家にいるのが多い主婦の家事動線、子供の行動動線などを主とした空間を想定し、それに来客動線、主人の動線などを加え検討します。
それぞれ家庭によって動線内容は異なるでしょうが、動線が複雑にならないことが基本です。
特に家事動線はシンプルになるよう検討しましょう。
設備スペース(トイレ、バス、キッチン、脱衣・洗面所、洗濯スペースなど)は、できるだけ集合させると、家事動線がシンプルになり、コストダウンにもなります。
■ 収納計画
リビングやキッチン、個室などのスペースばかり気にしていると、収納スペースがおろそかになります。
一般的な収納スペースの理想は、床面積の12%程度といわれています。
現実に12%の収納スペースを確保するのは大変です。
一般的な分譲住宅だと7〜10%くらいのプランが多いですね。
収納量は、それぞれの生活で異なりますので、自分の生活環境を検討し新しい家に必要とするもの、処分するものを事前に考えておきましょう。
平面上の収納不足に、小屋裏ロフトスペースなどを活用するのも良いです。
ふだん自宅であまり読書をしない人でも、「新築の家には書斎がほしい」と言う要望が多くあります。
完成して何ヶ月後に訪ねてみると、引っ越しの荷物が入ったままという状態で、書斎が機能してないのが、けっこう多いです。書斎コーナー的な検討も一つの選択肢です。
■ 立体を意識
住まいは立体空間です。間取り検討上でも立体を意識した考え方が必要です。
特に、二階建て・三階建ての建物は、階段の位置と配置に注意しましょう。
階段を検討するとき、一般的な住宅の考え方は、平面上の長さは 2.7m、高さは 3mくらいを 想定して考えて下さい。(天井高、階高などで寸法は変動します。)
一階と二階の間取りはそれぞれ良くまとまっているが、階段の位置が一階と二階でずれていて、せっかくまとめた二階の間取りが使えないプランをよく見せられました。
階段の位置によって、2階の間取りが大きく左右されます。
最近はリビングからの階段や、階段部に吹き抜けを設けたりして、階段を空間演出の手法とした住宅も多く見られます。
しかし、階段、吹き抜けを通して一階の熱や音が二階へ伝わります。
上記のような空間を考える時は熱や音に対する対応も必要です。
■ 開口部
各部屋の出入り口は、前述した動線と家具の配置などを検討して決めます。
窓の位置は隣地に家が建っている場合、隣家の窓の位置を確認し、プライバシーを考慮した窓の配置も大切です。
窓は壁に穴をあけることなので建物の構造耐力上、大きさを変更したり、位置をずらさなければならない場合もあります。
外観を考えたとき、一階と二階の窓の位置を同じにすると、スッキリとしたシンプルデザインの家になり構造的にもコストダウンになります。
間取り概略が決まりましたなら、
設計士やメーカー担当者などと打ち合わせしてください。
屋根形状・外観・構造・材料・設備・設備機器・予算・温熱、光、空気環境・・・・などの検討に入り仕様書と設計図書ができます。
設計依頼
最初から設計士に全ておまかせの場合、家族構成、生活スタイル、必要空間(部屋)数、収納量、家具寸法、・・・・すまいに対する要望を詳細にまとめ提出するようにしましょう。
設計する側は法規をベースに、与えられた条件+設計士の世界(イメージ)でプランニングします。
設計士さんが、どのような住宅を設計したか見せてもらうのも良いでしょう。
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