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10年保証で屋根が・・・
500-KD100S.jpg来年の10月から実施される、住宅瑕疵(かし)担保保証履行法の10年保証問題で、保険を保証する保険法人から屋根の形状に対し注文がついていますよ。

現在先行営業している保険法人4社の設計施工基準をみると、加入者に対し、木造住宅の屋根の形状は勾配があることを原則か前提としています。

この内容でいくと、陸屋根(ろくやね)形状の住宅はつくれません。

陸屋根(ろくやね)とは、勾配がなく水平な形状の屋根で、鉄筋コンクリートや鉄骨造のビルではごく普通に見られるスタイルです。

木造住宅では雨漏りの原因にもなり易く一般的には少ないですが、デザインを重視したり、建物の独自性を主張する建築設計事務所などの建物には時々みられます。

4っの法人の設計施工基準を見ると、特に陸屋根の場合どのようにしろという表示はありませんでした。

1、住宅保証機構    (屋根は、勾配屋根とする)
2、ハウスプラス住宅保証(屋根は、勾配屋根とする)
3、日本住宅保証検査機構(屋根の勾配は屋根ぶき材に適したものとする)
4、住宅あんしん保証  (屋根の勾配は屋根ぶき材に適したものとする)

このように、表現が2種に分かれています。

木造住宅で最も発生しやすい瑕疵の1つが雨漏りですから、保険法人が屋根に勾配を求めるのは当然かもしれません。

私も陸屋根形状の住宅を2件ほど設計しましたが、幸い雨漏りはしていませんが、防水や排水溝、排水ドレンの収まりには大変神経を使いました。

ある法人では、「屋根部材によって陸屋根も認めるが、推奨はしない」という姿勢で、保険を成立させるために設計者は、勾配屋根同等の防水性を立証しなければいけないかも知れませんよ。

日本は雨が多く、台風の通り道にもなっていますから、屋根本来の形状は勾配屋根が、ごく普通の選択になるでしょう。
また、陸屋根に雨漏れが多いデーターがありますが、デザインを優先して、細部の収まりや性能を無視し、雨仕舞いをシーリングにだけ頼った住宅設計が多いのも現実です。

しかし、地域によっては陸屋根が生活文化の一部となっているところがあります。
北海道の都市部住宅では、金属葺きの陸屋根住宅が一般的になっています。

これは、冬季の積雪スペース確保のためから、木造住宅でも標準的な構造となっていますよ。
雨漏れはある程度覚悟のうえでも、冬季の生活習慣からこのような建物になったのです。

住いは地域の気候風土によって、建物形状は変わってきます。

保険法人の設計施工基準は、保証面や中央集権的な考えだけでなく、地域生活と密着した建物構造にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。

  


テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

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