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住まい||住宅|不動産|予算

高気密・高断熱住宅の疑問
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最近は高気密・高断熱の家への関心が高く、いろいろなところで仕様や構造について内容を聞かれます。

高気密・高断熱の家は簡単にいえば、魔法瓶のような家を作ることです。


壁体の内部や外部に断熱材を隙間なく施工し、建物内部の暖気や冷気の熱エネルギーを放出しにくくするシステムです。

冬季に暖房を切った後でも室内温度の低下が緩やかであるために、寒くて眠れないということもなく、室内のどの箇所も温度差が少なくなるから、ヒートショックによる人体への影響も少なくなります。

高気密・高断熱住宅は北米やカナダの家をモデルに発展してきました。

これらの地域は冬の生活を主眼として考えられていますが、日本のように四季があり、梅雨期があるところでは、最も問題になるのが、湿気と温度差によって生じる壁体内部の結露です。

断熱材の入れ方、通気の方法などによって性能はずいぶん違ったものになります。
また、気密施工が逆に、雨漏れなどで雨水が浸入したり、結露が発生した場合湿気が抜けることがないので、建物の構造的に寿命をちじめてしまう結果となってしまいますよ。

高気密・高断熱住宅の当初は、北米住宅のスペックをそのまま導入し、断熱工事の施工精度には疑問の建物も多く見られました。
下記の写真もそのような建物の事例です。

築8年経過した室内壁の一部で雨漏りによる小さなシミが現れたのをきっかけに、修繕を兼ねたリフォームを決意し、リフォーム会社がシミの生じた個所周辺の内外装材をはがしたところ、構造材は腐食して、蟻の害もいたるところに見られたそうです。

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                        (ケンプラッツ掲載写真参照)

私がブログの「高気密・高断熱住宅」の欄で「高気密・高断熱住宅は施工精度で0点か100点しかない」と書きましたが、まさにそれを反映した写真ですよね。

高気密・高断熱住宅の施工精度による問題データーは、歴史が浅く多くは出ていないですが、氷山の一角といえるのではないでしょうか?

日本の気候風土も北海道のように梅雨期もなく北米の気候と同じような地方、多雪地域、年間湿度の多い地方、年間を当して温暖な地域など様々です。

高気密・高断熱住宅の全国一律仕様は、建物の性能・数値のみの追求に走り、壁体内の通気や気候風土に対応した構造といったものは見られません。

また、北海道では高気密・高断熱住宅に日本全国どこにでもいるクロアリが、発泡ポリスチレンの断熱材に巣をつくるという事例がありました。

気密化によるシックハウス問題は、建材メーカーの化学物質数値削減で減少していますが、このような事例から、高気密・高断熱住宅の問題は、隠ぺい部の通気が取れている状態をどう造るかではないでしょうか?

そうでないと、住宅メーカーは、競って高気密高断熱を唱っていますが、その10年後20年後を考えているかは疑問視したほうがよいのかもしれません。

古来から、日本の住宅は「夏をもってむねとなす」といわれ、風通し良くして、大掃除等で手入れを定期的に行ってきました。

高温多湿の日本で「高気密・高断熱住宅」、ましてや200年住宅を語るのはこのような問題をクリアー出来なければナンセンスといえましょう。

  





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