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住まい||住宅|不動産|予算

家は工務店・大工が造っている
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現在工務店は大別すると二極化しつつあります。
地場と密着して、家づくりに積極的な工務店と、大手ハウスメーカーの下請化した工務店に分けられます。

ハウスメーカー商品といっても社員が造っているのでなく下請け工務店です。

また、中堅、地域ビルダー、ローコストメーカー、全て規模の大小に関係なく、下請け工務店や個人営業大工への発注です。

「工法の違いはどうなの」という声もあるでしょうが、在来工法、2X4、パネル工法、輸入住宅・・・全て大工仕事がからむので、工務店が主たる下請け業者となりますし、鉄骨住宅やRC構造でも木工事部分は工務店、大工の工事範囲となります。

一口に工務店といっても千差万別で、一番多い規模は経理、営業が一人づつで、大工が3人程度で、中には親方一人でまかなっている所もあり、全国で1万5千社ほどあり、年間5~6棟の新築工事やリホームというのが実情です。

では、冒頭にのべた「家づくりに積極的な工務店と、ハウスメーカーの工務店ではどう違うの?」という意見もありますよね。

ハウスメーカーがそれぞれ現在の規模に成長する過程で、ハウスメーカーの営業力に押され、多くの工務店が生活のためメーカーの下請けをするようになりました。
また、独自の道を求め、高気密・高断熱住宅、健康住宅といった、専門メーカーのフランチャイズとなている工務店も多くありますよ。

しかし、在来工法を主とし地元密着型工務店で評判が良く、仕事が切れない工務店は、ハウスメーカーの下請けになる必要もなく、代々伝わってる家づくりにを守り、かつ新しい工法、技術、材料などに大変研究熱心です。

設計の立場から言わせてもらえば、一般的に設計者を現場の職人は嫌っています。
職人からいえば、「細かいことは言うし、面倒な要求は出すし」ということでしょう。
また、このような職人ほど図面を良く見ようとしない人が多いですよ。

でも、研究熱心な工務店の職人は、レベルも高く、設計者を家造りのトータルな監理責任者として良く理解してくれますし、施主のことまで考えて施工します。

現在は工務店に対し、「倒産しないの?」「親方がいなくなっても存続できるの?」「技術は大丈夫なの?」とった偏見ともいえる風潮が聞かれますが、地元で評判がよい工務店ほど、ハウスメーカーの下請併用の工務店より安定しているといえるでしょう。

ハウスメーカー下請け工務店の職人ですと、本来の大工技術を発揮する工事はほとんどなく、現場で ノミやカンナなどは必要のなく、簡単な工具と補修道具での家造りとなっていますよ。
材料はプレカットされ、施工はメーカーマニュアルにそった若い現場監督の指導、そこでは大工というよりも組立工といってもいいでしょう。

このような現状で、現場作業をしている職人は、プライドも、物つくりとしての愛着もありません。
単なる工期に縛られた請負組立工となってしまっています。

ハウスメーカと契約し「私の家は経験豊富な良い大工さんに施工してもらいたい」と誰もが思うでしょうが、現状はこのような状況です。
モデルハウスのすばらしい空間を見て契約し、引渡し後の手抜き工事やクレームの多さもこの辺に原因の一因があるのではないでしょうか?

それに対し研究熱心な地元工務店は、地域に密着した営業が生命線ですし、職人としてのプライドも人一倍たかく、物を造ることに誇りをもっていますから、手抜きなどは絶対しません。それがOB客からの紹介に繋がっているのです。

また、来年10月より施行される瑕疵担保保証保険加入の義務化は、零細企業でも万が一の場合は保険制度があるので、安心できるといえます。

「それならデザイン力はあるの?」という声もきこえてきますよね。
多くの住宅設計を設計事務所などが設計した場合、地域ビルダーもありますが、ほとんどは工務店の指名となります。

このような業務を経験し、設計士も顔負けの設計をする工務店もありますよ。
また、現在は以前のように代願といった、確認申請だけ設計事務所に依頼することはできませんから、工務店が受注をする場合、設計事務所と提携するのが多くなっています。

それに、設計事務所といっても住宅設計だけで成り立っている設計事務所はほとんどないといっていいでしょう。
スタッフをかかえていれば、民間のビル、役所営業追われ住宅は年に1、2棟ほど、個人設計事務所なら、ハウスメーカーの下請け設計や、耐震検査、第三者検査などで維持しているのが多く、中には個人住宅は数年に数えるほどといったところもあるのです。

このような設計事務所が、たまに単独で住宅の仕事が入ると名前を売り、他との差別化のためにデザインを特化した住宅設計となっています。
このような現状を良く考えれば、住宅設計はデザインだけではありませし、工法・技術・材料などを熟知した、優秀な工務店や職人の方が家造りに関しては、はるかにレベルが上かも知れませんよ。

なおさら、ハウスメーカーの現場監督程度ではたちうちできません。

特に、一級建築士ですといっても木造住宅を経験したことのない設計士は要注意です。
私の経験でも、「木造がわからず泣かされた」といった話を多くの職人や工務店から聞いてます。

「じゃ、どうすればそのような工務店に出会えるの」という話になりますよね。
地元の優秀な工務店は、そう多くは存在しません。

「地元での評判を良く聞きましょう」といった話しはいろいろな雑誌などにでていますが、一番よいのは、地元で住宅設計を多く手がけている設計士達が、仕事を委託する率の多い工務店なら間違いありませんよ。
誰でも、自分の設計した住宅は良い工務店に建ててもらいたいですからね。

以前のように家を建てて「10~15年程度経てば資産価値0、でも土地があるから安心」といった時代ではなく、土地神話はとっくに崩壊しました。

建物の本当の価値を、メーカー指導の総予算でお任せ家造りでなく、自分の家はどんなデザインで、どんな材料で、どんな工法で家が建つのか見極める時代でしょう。

「先の長い200年住宅」とまではいかなくても、せめて次世代までは家がしっかりと建っていてもらいたいですよね。

  





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