HOME > 家づくりノウハウ > 集成材

最近、集成材の構造材を使用して造られる住宅が多くなりました。
主要構造部材の土台、柱、梁などが集成材で構成されています。
木材のソリ、クルイ、歪み、などの欠点を補い、木材の設計強度不足もカバーできます。
以前は、「貼り物」と称され「無垢」の木材に対し軽視されたときもありましたが、接着剤、接合金物の進歩、普及と共に多くの建物に採用されつつありますね。
■ 集成材加工工程
1、厚さの薄い木材(ラミナ)を人工的に乾燥する。
2、グレーディングマシンと呼ばれる装置を用い、ヤング率(ひずみの値を決める定数)による
ラミナの等級区分が行われる。
3、ラミナ同士をフィンガージョイントと呼ばれる接合方法で縦方向につなぐ。
(製造される集成材のサイズにより、工程が省かれることもある)
4、縦方向に接合されたラミナの広い面に接着剤を塗布する。
5、接着剤が塗布されたラミナを何枚か重ね、圧力を掛けて貼り合せる。
フィンガージョイント接合により縦継ぎされたラミナは、プルーフローダ(保証荷重試験機)と呼ばれる装置を用いた試験を行い、強度の弱いものは排除され、ヤング率の高いラミナは異等級対称構成の場合、集成材の外層に使われます。
■ 集成材の利点1、木材素材よりも強度のばらつきが小さく、設計強度を大きく取れる。
2、通常の木材では得られない大きな断面のもの、湾曲した形状のものを作ることができます。
3、 乾燥による変形・割れ等の狂いが生じにくい。
4、間伐材や歪みの出やすいカラマツなどを有効に活用できる
参照 構造用集成材の日本農林規格(JAS)
このように、集成材の普及と共に住宅にも、通常の木材では出来なかった大きな空間が取れます。
大断面集成材による公共施設や建物も各地に出来ており、森林の有効活用に今後期待できます。
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