家を建てる


家を建てる時に必要なノウハウと、

営業、設計、現場など業界の情報を一挙公開!

ブログ内検索






HOME > スポンサー広告 >経年劣化の家HOME > 家づくりノウハウ >経年劣化の家
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 はてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
     
住まい||住宅|不動産|予算

経年劣化の家
3018-kabe-l.jpg
現在一般的に建てられている住まいの寿命は、リーホームなどで少しは伸びていますが、30年程度といわれています。

古い民家などは100年以上の建物が全国に多く存在しますよね。
では、なぜ現在の住宅は長持ちしないのでしょう。
考えられるのは、やはり材料の違いがと構造の違いが一番ではないかと考えられます。

現在の家は構造材は、米つがか集成材の柱、フローリングは合板の上に薄い板を貼った集成商品、 建具や枠回りはチップを固めた物に塩化ビニールシートを貼った商品ばかりの家が標準的です。

最近ある方が中古住宅を購入し、改装するので相談に乗ってほしいという話がありました。
内容を聞いてみると、部分改装のほかに、木部やドアの色がダークブラウンなので部屋が全体に暗いから白く塗装したいということでした。

私が建物内部を見て、「無垢材じゃなく、全て塩ビシートの合板なので上から塗装してもすぐハゲてしまいますよ。」というと「え、本物の木材じゃないの、じゃペーパーを掛けて塗装してください。」・・・・・どうも意味が理解できないようです。

どうせ改修するのだからと枠材の一部をめっくって「このように中身はチップ材です、ペーパーを掛ければ中身がボロボロと出てしまいますよ。」というとガッカリしてしまいました。

このように、若い世代には本物の木材と合板の区別がつかない方も増えています。
それだけ、日本の合板技術が高いということもいえるでしょう。

現在、日本の箱庭的な家づくり文化は、無垢材の「そり」や「くるい」を徹底的に排除し、合板による隙間のない家、くるいのない家の追求と、伝統的な高度の木材加工技術の影響で、細部の見える部分 の細かい収まりの「うるささ」は世界にも類がないいえましょう。

先日も輸入住宅を建てた方が、木製の玄関ドアがカタログで気に入って取り寄せたが、実際に見てみ ると、彫刻のデザインはズレていて左右対称でなかった、一年経ったが雨で当たり色が変色してきた 、ドアが膨れてしまらなくなって削ったりで、いやになったという話がありました。

でも、玄関の彫刻ドアはオークの無垢材です。値段を聞くと日本の半値以下。
私も輸入住宅を手がけた経験がありますが、外国の手彫り彫刻ドアは、彫りの深さが一律でなかった り模様が対称でなかったりします。
でも、それが手彫りの味であり、本物の木をつかったから、硬いところもやわらかいところもあるのです。

当然、無垢の木ですから雨に当たれば変色もするし、そりもしますから、手入れが必要なのです。
輸入住宅の母国の人たちは、長年そのような暮らしをして代々生活してきたのですよ。

日本人は表面的なイメージや憧れだけで輸入住宅を購入する方が多いですが、輸入住宅を購入するということは、その国の「住文化」そのものを輸入する考えがないと購入する資格はありません。

このように、日本人は本物の木材とは遠く離れた家つくりが一般的になってしまいました。 大手ハウスメーカーから中小工務店に至るまで、同じような材料で、特化されるのは消費者が魅力に 思う設備だけ、見えない木材は最低の構造強度さえクリアーすれば耐久性などはおかまいなしとなっ ています。

また、構造自体も柱は隠れ壁によって塞がれ、昔のように木材自体に通気しないことが短寿命の家と いえます。

現在の家は完成時が最高の状態、あとは「くすんで行くだけ」、手入れといっても表面をワックスな どで磨くのみ、無垢材のような手入れするほど味がでたりしません。
無垢の木材で造った家と比較すると、現在の家は「経年劣化の家」、無垢材の家は「経年変化の家」といえるでしょう。

現在の石油加工の工業二次製品の家つくりを続けていって、寿命がきたら大量の産業廃棄物、このような問題は次の世代への宿題なんでしょうか?

今の標準的な家を、20代後半や30代で建てれば60歳を過ぎてから、もう一度家づくりにトライするか、大規模リホームをようになるかも知れませんよ。

私の提案する家つくりは現在、流通などや手間を考えればとても高額なものになってしまうのはわかっています。

世界に類のない、ハウスメーカー先導の家つくり、資本主義社会では企業の利益追求は当然ですが、消費者が喜ぶような商品にばかりに力を入れるのではなく、そろそろ官民一体となった家の本質を考えた、安価な家つくりの研究が必要ではないでしょうか?

  





関連記事

テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

 はてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
     
住まい||住宅|不動産|予算

トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://hidetyonbo.blog89.fc2.com/tb.php/276-7b45dd45
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。