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二世帯住宅の問題点
3_56594_90x90.jpg 二世帯で一つ屋根の下に住むというのは、以前でしたら一般的には長男夫婦が親と同居するのがふつうでしたがね最近は様々な形態が見られるようです。

二世帯住宅自体も、以前はそれぞれの居室があり、キッチン、洗面、浴室などの水廻りは共有が一般的でしたが最近は、水廻りも別々、玄関さえも別々というのが標準的な2世帯同居住宅となりつつあります。

このような二世帯住宅の形態の変化が、二世帯住宅を設計、施工するにあたっても大変に難しい面が現れるようになりました。

二世帯同居型は、親が全額金額を負担し同居する場合、それぞれ不足分を補って同居する場合や親の土地があるので同居する場合、・・・など様々な同居形態とそれぞれの配慮と力関係で打ち合わせの内容や、設計内容が大きく変化します。

設計する立場からいうと、住宅計画の主導権をどちらが持って進行するのか、また主導権者は同居世帯に対する配慮がどこまでされているのかを確認できないと良い二世帯住宅にはならないのです。

一方的に主導権者が建物計画を進行して、途中でで同居世帯からプランの苦情が出て、最初からプランをやり直した例や、お互いに遠慮して設計段階でははっきりとした意思表示をせずに設計者おまかせの状態で進行し、着工後、主導権者が明確な意思表示をして大幅な設計変更をした例などがありますよ。

以前あった例では、住宅計画打ち合わせでは子世帯が常に打ち合わせに顔を出し、親世帯はすっかりお任せ状態でした。
私の方から親世帯の設計上の要望を細部にわたったメモを提出すると、それなりの回答が子世帯から出てきて非常にスムーズに設計段階は進行しました。

私は親子の関係がうまくいっていて、これなら大丈夫とおもっていて、設計契約、確認申請提出と大変スムーズに進行していきました。

しかし、土地・建築予算は全額親世帯負担、お金の実権は親世帯が握っていることへの不安はありました。
子世帯はお金は親が出すので、設計打ち合わせはすべて自分達がという雰囲気でしたので安心していたら大間違いでしたよ。

親世帯は確認申請がおりて、着工段階になって初めて全体図面を見せられたようです。

「ここはこう直してほしい」「収納はこの部屋にも」といった変更の嵐で、結局、確認申請は取り下げ、改めて親世帯との打ち合わせでした。
1階が親世帯の居住空間ですから、1階の間取りや構造が変われば、2階の間取りも構造や階段の位置によっては全てやり直しですよ。

当初の顔合わせで、「打ち合わせは若い者に任せますから、若い人の言う通りにやってください」といった言葉を子世帯は鵜呑みにしてしまい、親世帯をまったく無視して打ち合わせしていたみたいですね。

ここに至って、親子世帯のコミュニケーション不足があったのを痛感しました。

このように、二世帯同居で家を建てるということは、それぞれの生活習慣、生活スタイルを配慮、尊重して進行しないと、まとまるものもまとまらず、無駄な時間だけ経過してしまいます。

結局この二世帯住宅は、設計に約四ヶ月半もついやしてしまいました。
私は追加設計料をいただきましたけど、施主にとっては余分な出費のはずです。

親世帯には、古い家づくりスタイルの、現場で大工と打ち合わせしながら変更は出来ると思っている方もいますが、現在は軽微な変更程度で構造体や法規に関する部分は確認申請通りに施工しなければいけませんから注意が必要ですよ。

これから二世帯住宅を計画している方は、このようなことのならないように親子世帯のコミュニケーションを十分にはかってから対応してください。

  





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