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住まい||住宅|不動産|予算

「吹き抜け」を考える
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住まいの「吹き抜け」空間は、内部の上部への開放感を与え、住空間に大きな変化を演出できます。

吹き抜けを通して、下の階にトップライトやサイドライトで光をおろし、部屋を明るくする効果と開放感が 出ます。

また、最近はリビング階段が多くなり、自然と階段周辺を吹抜け形状にする建物が多くなっていますよ。

しかし、よほど建物の気密や構造を考えないと、様々な問題を含んでいるといえます。

では、どのような問題があるか説明します。

1、現在はオール電化対応の床暖房が多いですが、リビング階段吹き抜けがあると、
  シーリングファンを付けたとしても、吹き抜け形状によっては輻射熱が2階に逃げてしまい、
  リビング暖房の時間が大幅にかかり、床暖房効果が半減してしまうような場合もあります。

2、吹き抜けのそばにピアノやテレビなどがあると、吹き抜けに面した2階の居室に音が大きく
  響きます。
  計画時はあまり問題と考えられていませんが、住んでから防音対策を考える例が多くありますよ。

3、吹き抜けのある建物が増えて、多くなっている問題は、壁クロスのシワやスキ、塗り壁のヒビ、
  割れなどです。
  吹き抜けは、建物全体のバランスや、構造をよく検討しなしいとこのような問題が発生します。
  建物全体の中央部に吹き抜けがある場合は良いですが、吹き抜けが端部に配置されると
  構造的に弱くなりがちですから、注意しましょう。

このように、開放感を楽しむには、大変良い吹き抜けですが、現実的ではない面もありますよ。 モデルハウスなどでは吹き抜け空間が多く見られますが、建物をグレードアップし空間の演出には最適だからです。
自分のライフスタイルを良く考えて吹き抜けは考えましょう。

吹き抜けは、建築基準法では床面積に入りません。

よく、「床面積でないから坪単価に入らず、吹き抜けがあってもなくても価格は同じ」と勘違いしている人がいます。
床面積に入らないといっても、床がないだけで壁や天井は存在しますから、同じ床面積なら吹き抜けがあると建築コストは高くなります。

あるハウスメーカーでは、これを上手に利用して営業していましたよ。

例えば、床面積40坪、吹き抜け5坪の建物を、「施工面積45坪の建物、吹き抜け5坪分サービス値引します」といったものです。

これは、吹き受け部分を含め「施工面積」として坪単価を掛け、吹き抜け部を値引きするものですが、トリックがあります。

(施工面積45坪X50万)-(吹き抜け5坪X30万)=2100万
といった内容で吹き抜け部の150万値引きとなっていますが、実際は

(床面積40坪X50万)+(吹き抜け5坪X30万)=2150万です。
この計算ですと、50万しか値引きしていない計算になります。

また、建物坪単価は基礎や構造部から、設備工事、住設機器全てを含めてた金額を床面積で割ったものですから、吹き抜け部分は実際には坪15~20万程度にしかなりません。
仮に坪20万で計算すると、50万持ち出しになってしまいますよ。

現在はハウスメーカー、あの手この手でいろいろ仕掛けますから注意してください。

吹き抜けを造って、不経済だといって数年後に部屋に改造する例も大変に多いですね。

逆に、現在は簡単に増築できませんから、将来の計画として吹き抜けを造っておくことも考えられます。
なぜ簡単に増築できないかはこちらをご覧ください。

「既存不適格」とは?

吹き抜けは住まいのゆとり空間、空間デザインや雰囲気の演出には最適ですが、総合的な判断で採用してください。

  





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