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200年住宅の素朴な疑問
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200年住宅構想が具体化し、「超長期住宅モデル事業」申請中、認定といった企業のPRがいろいろなところで目にするようになりました。

また、「超長期住宅モデル事業」認定加入の工事には補助金や優遇減税、金利優遇といった記事も目にします。

私なりに、200年もの間住宅を持たせるにはどのようにすれば良いか考えたところ、素朴な疑問に至りました。

現在の住宅は鉄筋コンクリート造の基礎でないと許可されません。
しかし、現在の鉄筋コンクリート構造自体、通常は60年~100年の寿命といわれているのです。

政府の構想では、鉄筋コンクリート構造を200年持つ高耐久な鉄筋コンクリート造にし、メンテナンスを行い易いものにして、ライフスタイルの変更にも対応しやすい、フレキシブルなものにしようという提案があります。
しかし、どのような構造なら200年持つ鉄筋コンクリート構造なのかが不明です。

鉄筋コンクリート構造住宅ならわかりますが、木造の「超長期住宅モデル事業」も申請されています。 このような特殊コンクリーと構造が、木造住宅の基礎にも使用するのか内容が不明確です。

ある企業では鉄筋コンクリートの鉄筋をステンレス鋼にした、鉄筋コンクリー住宅を申請住したところもあります。
鉄筋コンクート構造の強度は鉄筋が錆びて劣化すると落ちてしまいますから、このような考えだと思いますが、現在コンクリート自体、強度低下が問題化されています。
コンクリート強度低下はこちらをごらん下さい。    コンクリート神話が崩れた

古来から何百年の歴史を持つ「法隆寺」などの歴史を持つ建物には、鉄筋コンクリート基礎などありません。
礎石として自然石の上に柱が立っているのです。
この構造が、地震に対しても「免震構造」にもなっているのです。
五重塔にいたっては、地震に強く、地震でなぜ倒壊しないのかを専門的に実験をしていますが、いまでに明確な原理がわからない状態です。

このような歴史を持ち、いまだに現存する伝統工法は、現在の法律で住宅は建てられないのです。

200年といった期間の中で、20~30年の間にメンテナンスをするのが基本構想ですが、基礎自体が100年程度しか持たない構造ではメンテナンスでなく建て替えになってしまいます。

審査窓口の国交省自体に、絶対200年持つ住宅の、構造面での標準仕様書はなく実験などのデーターを基に、各企業から提案される事業計画を審査してるにすぎません。
現実に現在許可されている構造の住宅で、200年経過した住宅のデーターは何もありませんからこのような審査にならざろうえません。

中には集成材の太い柱や梁を使用した申請住宅のありますが、私は集成材の住宅を何棟も経験してますが、集成材の場合絶対に200年は持たないといえるでしょう。

定期的メンテナンスといっても、現在の住空間からの構想しかできません。

住宅間取りの歴史をみても、和室の通し間から、リビング+和室、LDKといったように世代交代と共に短い期間での住空間に対する考え方の変化がみられます。

今後200年の間には、科学の進歩や住宅設備機器、家電機器の変化はどのように変化していくのか、それによって住空間はどのように変化するのか先が読めません。
構造体は大きく改造できませんから、現時点で200年住宅を建てようとすることへの疑問を感じます。

業界では200年という年数に疑問の声も多く、そのせいか最近では「超長期住宅モデル事業」(200年住宅)といった表現に変わってきました。

どうやら、「200年を目指そう住宅」といった表現の方がよいかもしれませんね。

  





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