
日本ではインテリアに造詣の深い空間が見られるようになりましたが、住まいにおいてはまだ、豪華で素敵な家具はあってもインテリアアートに関してはまだ手付かず状態といえましょう。
欧米では自分の趣味や自己主張の一つとして、部屋には必ずと言ってよいほどアートがあります。 自分の美意識を表現できるものを採用し、自分の部屋や空間をより自分らしく表現する手段のひとつとして考えられていて、特に高価なものというわけではないのです。
日本では、シンプルモダンの傾向が強いせいか、部屋には極力ものをおかないといった家が多く、インテリアアートの考えは、なじまないのかもしれません。
かくいう私の家は、生活雑貨や古家具が所狭しと置いてあるだけ、インテリアアートといえる代物は、壁にぶら下がっているカレンダーだけですから、たいしたことはいえませんよね。
最近インテリアアートでも日本人の感性に合ったものをみつけました。
「キャレモジ」という書家の方が書いた文字に、モダンなフレームを組み合わせて作るインテリアアートで、見ていてなんとも心のなごむものですから、日本人のDNAに訴えるものがあるのかも知れません。

また、下のサイトでは「キャレモジ」の書道塾も開いており、現在、雑誌「婦人画報」にも「インテリアにしたくなる書」として連載中です。
インテリア書道ギャラリー
サイトを見ると書道文字というよりも抽象画に近い文字といた感じです。
なにも書道家の書をお金を出して購入しなくても、自分の感性にあった文字を書けばよいのでしょう。
心を落ち着け自分で墨を刷って、渾身の文字や抽象画を書いてインテリアとして飾るのは、高級家具を買って飾るよりも、あなたの住空間にとっては価値があるかもしれません。
年末には清水寺で、今年1年を表す文字が発表されますが、年の初めに今年の「キャレモジ」などを書いてかざるのも面白いかもしれませんよね。
日本の文化は海外でも高く評価されていますし、横文字のキャレモジもありますから、日本発の新しいアートとして、世界でも受けそうな気がして取り上げてみました。
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