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木造住宅と設計士の問題(1)
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私も設計士として業務を営んでいますが、木造住宅の場合、一級建築士、二級建築士といった肩書きよりも、木造住宅の経験が十分にあるかないかが、大切ということをブログで何度も書いています。


あるサイトでこのような投書がありました。

「プレカット会社に勤めているが、木造住宅の平面図と矩形(かなばかり)図だけFAXで送られ、構造材の見積をいらいされます。プレカットに勤めているから、木材の大体の使用は知っているが設計のプロでないので適当に構造図を書いて見積金額を出しています。このように資格もないプレカット屋が書いた構造図(多少の打ち合わせはあるが・・)でそのまま現場が施工されているのが多く、建築士ってこのようにいい加減な人が多いのでしょうか?」という内容でした。

素人の方が読めばびっくりするような内容ですよね。

建築士といっても木造の構造伏せ図が書けなく、プレカット会社が書いた内容が正確と信じてしまい、現実にお任せで現場が進行する場合もあるのです。

私も以前、施主の知り合いということで、初めて遠方のプレカット会社に「見積を急がないといけないので、平面図と矩形図で見積出せますか、見積証拠の構造図も提出してもらいたいのですが」と頼むと「OK」の返事でした。

見積書が提出され、裏付けになる構造図をチェックしてみると、7割程度は正解ですが、3割はでたらめ、構造的に満足していません。
「構造図を見たがこれでは使えないよ、資格を持って書いているわけではないの?訂正した構造図を送るから再見積してください」というと、「資格はありません、皆さんこのように訂正してくれればいいのですが、そのまま図面化する人が多いので、いつものように書きましたけどすぐ訂正します。」という返事でした。

普段依頼するプレカット会社には建築士がいて、私が書いた構造図も「このように直した方が効率が良いですがいかがでしょうか」といった提案される場合もあり、全てが今回のようなプレカット業者じゃないと思いますが、大変驚いた内容でした。

この会話からもわかるように、意外と木構造がわかる設計士が少ないのが現実といえます。

なぜ、このような事態になっているのでしょうか?
プレカットが導入される以前の木造住宅では、設計士が木造の構造伏せ図を描き、工務店が加工するというスタイルでした。
木造の経験が少なく構造に自信がなければ、工務店の大工と相談して構造を決るといった、設計士が木造を学ぶシステムが出来ていました。

しかし、プレカット全盛時代となりプレカット会社のサービス競争からこのような事態が発生していると考えられます。
プレカット会社が設計士を置かずに構造図を提供すること自体、現在業界で問題になっている悪質体質そのものとはいえないでしょうか?

もし、構造的な問題が発生した場合、プレカット工場が作成した図面といえど、責任は建築士にありますが、木造を知らない建築士が多くなっている状況を考えれば、法的な規制が必要ではないかと思われます。

このような現実も踏まえ、改めて木造住宅全体の設計のあり方を考える必要があると思います。

設計士の場合、この他にも予算を提示しても大きく予算がオーバーするという問題提起が多いですので、次回はその点を書いていきます。

  





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確かに二級建築士は国家資格でもあるし、一度試験を受けた人であればその難しさは、ちょっとやそっと勉強したぐらいでは学科試験は受からない事ぐらい分ります。こちらでお調べ出来ます…http://www.jaeic.or.jp/しかし、ほとんどの方が参考書を買いあさっては見るものの?...
2009/02/04(水) 20:18:29 | ありあんす
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