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大工意識の変化と現状
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家を建てるのに、大工工事は多様化している工法でも必ず必要とし、特に木造住宅の躯体(くたい)工事においては、重要な役割をはたします。

以前からの木造伝統工法においては工法が固定化しており、大工は親方について技術と経験、知識を積み独立するという形態でした。

長年そのような継承の上で、木材に対する幅広い知識や、木材の特性を生かす技術が洗練されてきたのです。

私も長年の経験の中で、大工から多くのことを学びました。
特に和室空間を構成する素材選びや、木材を扱う時は必ず手袋をするなど、木を丁寧に扱い、汗や手垢がついてシミにならない配慮などは関心しましたよ。

しかし、現在の住宅工法の変化や新建材の増加にともない、大工の家づくりに対する意識の変化も見られるようです。

先日も現場で、仕上げのカウンター材の上に缶コーヒーの飲みかけが置いてあり、カウンターの上に液がこぼれ缶の丸い跡が残っています。
大工に注意すると「後でペーパーを掛けて消しますから」との返事。
きれいになれば良いという問題でなく、意識の低さにがっかりしました。

このようなことをするのは、大工の一括請負が消え分離発注が一般化した今、棟梁の権限は消えしまい、各下職職人のほうに多く見られます。

木造住宅においても、請負住宅会社の現場監督が業者全般の管理責任となりますから、大工の棟梁は自分の仕事範囲のことしか見なくなってしまっています。

以前から仕事を依頼している棟梁とお茶を飲みながら、以前の大工と最近の大工の違いを話していたら、このような返事が返ってきました。

「以前は1つの仕上げ工程に3つの手間を掛けていたのが、現在は1工程で仕上げる仕事が多くなっています。」
「それは手を抜くということではなく、工期の短縮と予算の縮小でどうしようもないことなのですよ。」 「私達が理想の仕事をしようとすれば、手間もかかる分、工期も予算もかかって、元請け会社の利益や工期に影響してしまいます。」

大工でも、ハウスメーカー専門に仕事をして組み立て工に近い大工もいますが、工務店などで伝統の技術を受け継いできた大工でも、現在の家づくりの発注形態では同じようなことが言えるのかも知れません。

雑誌やWEBサイトで「現代の大工に求めるもの」といって、「技術や技能」「知識」「設計図対応力」 「客に対するマナーやコミュニケーション能力」といったことがもっともらしく載っていますが、あくまでも「売り手サイド」が理想とする大工像であって、「消費者」「造り手サイド」が理想とするのは、「手間を掛けた大工仕事」ではないでしょうか?

大工に一方的な意識改革を求めるのではなく、意識変化の現状を改善する必要があるのではないでしょうか?

  





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