家を建てる


家を建てる時に必要なノウハウと、

営業、設計、現場など業界の情報を一挙公開!

ブログ内検索






HOME > スポンサー広告 >このまま合板文化でいいの?HOME > コラム >このまま合板文化でいいの?
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 はてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
     
住まい||住宅|不動産|予算

このまま合板文化でいいの?
tori.jpg 最近の一般消費者が求める家は、仕上げ材が100%近く合板で表面を化粧した家がほとんどですよね。

合板を使用していなくても、ビニールクロス貼りの壁、天然の素材はどこにも見えません。
目先を変えて塗り壁といっても石膏ボードの上に薄く塗るから数年も経たずヒビワレといった有様です。

いつの間にか日本の家は、合板文化となってしまいました。
「日本の家はうさぎ小屋」と欧米から嘲笑されましたが、その時代でも内装材には真壁柱、畳、天井板、むくの床材などが使用されていました。

現在は化学物質と工業二次製品加工材で組み立てられた空間ばかり、デザイン面ばかりが欧米風に模倣され、中身にいたっての材料レベルは、ますます劣ってきています。

例えば、アメリカの古い住宅は100年経っても資産価値が評価されるが、日本の家は20~30年、ローンが終わる頃には資産価値0、といわれています。
このようなアメリカの住宅は、構造材も「ダグラスファー」という木材で、「米松」とよばれる中で最も強度のある材料が使用されています。

日本のように価格が安いからといって、「米ツガ」材などは構造材につかいません。
また、土足文化の国ですが、床材はムクのフローリングが多く、古くなるとサンダーで削りニスを塗って何代も使い続けるのです。
室内を土足で歩きますから、石、タイル張りの床もありますが、一般住宅においては木は体がつかれないからムクのフローリングが好まれているのです。

外壁もタイル張りか板張り、日本のように工業製品のサイディングなどというものは見かけません。
板張りの場合は何年にも渡ってペンキが塗り継がれ、外壁を保護しています。

アメリカ人がデザインを模倣した日本のラップサイディングをみて「日本は山国で木材が豊富なのに、なぜ木材を使用せず手間をかけて工業品をわざわざ作るの」と驚いていたという話を聞いたことがあります。

日本にも床材には畳という素晴らしい材料もありますが、最近は畳ですら畳床は化学製品、畳表すら化学製品のものが多くなりました。

ムクの木や自然の素材は呼吸しますから、湿度が保たれるという大きなメリットがあります。
また、ムクの木で床材を張った場合、当初は凸凹が生じて小さな段差ができますが、木は呼吸を繰り返し、生活者の出す湿度を覚えて、1年もすれば馴染んできてピシーときれいに木が並びます。
このようなことも現在の人は伝承されず、むく板を使用した方がちょっと段差ができると大騒ぎです。

しかし、そのような空間づくりを放棄して、合板と接着剤で貼り付けられた加工材の家、気密だ断熱だと追及した結果、あげくのはてはシックハウス問題、今度は気密空間にわざわざ穴をあけての24時間換気。

いつのまにか、本来の家づくりのスタイルを忘れ、数値ばかり気にする家づくりになってしまったような気がします。

「無垢材は使いたいが高い!」という声が聞こえてきそうですね。
確かにこのようは自然素材を多く使用した家は現在、高級住宅の部類に入ってしまいます。

しかし、こもままの流れで良いのでしょうか?
天然の木材や自然素材が高くなってしまったのも、安価な大量工業製品に目がいきすぎ、林業や製材業の地盤沈下は目を覆うばかりです。

最近、地球温暖化ガス問題でやっと自然素材に目が向けられるようになってきました。
しかし、林業や製材業の流通や生産性の問題解決はまだまだ遅れています。

行政を含め、業界全体でいかに一般消費者購入価格帯で自然素材を流通させるかの研究が必用ではないでしょうか?

このままでは、「うさぎも住まない化学合板商品プラモデル」と呼ばれてしまいますよ。

  





関連記事

テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

 はてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
     
住まい||住宅|不動産|予算

トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://hidetyonbo.blog89.fc2.com/tb.php/415-8c49180a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。