家を建てる


家を建てる時に必要なノウハウと、

営業、設計、現場など業界の情報を一挙公開!

ブログ内検索






HOME > スポンサー広告 >手間をかける意味HOME > コラム >手間をかける意味
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 はてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
     
住まい||住宅|不動産|予算

手間をかける意味
top.jpg
最近、築30年になるお客様から連絡をいただき「子供も巣立ち、退職したので老後の住まいを考えたいが、今の住宅が古いので建て替えた方が良いか、リホームでも大丈夫かどうか調査してほしい」という依頼がありました。

このお客様のお宅は注文住宅で作りましたが、特に高級住宅でもなく、当時としてはごく標準的な住まいです。

久しぶりに訪問して住まいの状況を拝見しましたが、建物は木造2階建てですがまだまだしっかりしています。
お客様の話では「日本の木造は30年程度しか持たないと聞いたので、平均寿命からしてもあと25年程度生活できるかどうか不安になった」との話でした。

当然建物の外壁や屋根回りなど傷んでいるところはありますが、構造体がしっかりしていて床のゆがみ一つありません。
「外部の風雨に当たるところの保護リフォームをすれば、まだ25~30年は十分大丈夫、建て替えの必用はないでしょう」という話で帰ってきました。

数日後、今度は近所に住む人から連絡があり、やはり建物を調べてほしいという話です。
この方は、木造のハウスメーカーで建てた建売を10年程前に購入した方です。

訪問して驚いたのは、地盤はしっかりしているのに構造体がゆがんでいて、2階の床は傾斜しています。

特に築30年の家を調査したばかりなので、10年程度でこのようになるとは信じられませんでした。
この状況ではあと数年で、建物に寿命がきてしまうかも知れません。
このオーナーはハウスメーカーにクレームを言う前に専門家の目で調べてほしかったそうで、私はすぐにハウスメーカーに連絡をして調べてもらうよう話ました。

立て続けに2件の家を調査しましたが、どちらも木造、同じような規模で同じような構造材を使い造られています。

しかし、方や築30年でもしっかりしている、方や築10年でガタガタなのです。
この違いはどこにあるのか考えてみました。

さまざまな理由があるかも知れませんが、築30年の注文住宅は工期が4ヶ月半でした。
方やハウスメーカーで建てた建売は2ヶ月半くらいで完成した記憶があります。

同じような建物の工期が2ヶ月も差があるのです。
当然30年前は、プレカットでなく工務店の下小屋加工ですから10年前の建物よりは建ち上がるまでは時間がかかります。

それでも10日も誤差はでません。
いかに最近の建物が、現場で手間を掛けないように造っているかがわかると思います。

ここ十数年の住宅の流れを見ると、耐震補強、気密・高断熱、24時間換気、・・・など建物の性能や数値に関する機能が大幅に良くなって来ています。

しかし、建物販売価格はその内容に見合うだけのコストアップとは、なってないと考えます。
当然「機能がよくなったから高くなりました」では競争に勝ち抜いていけません。
各メーカー他社との違いや自社の特徴を売り込み、価格も消費者の手の届く範囲で考えます。

では、何が家づくりで違ってきたのかと言うと、各メーカー一律にいえるのは「現場にかける手間賃」です。
コストを抑えるには「いかに現場の人件費を抑える工法にするか」、「いかに工期を短く出来るか」の戦いとなっています。

今回の2件の住宅調査で、上のような工期問題が全てとはいえませんが、建物構造に差があるわけではないので現場での作業工程の上で工期の違いは、大きく影響していると考えられます。

現在は「長期優良住宅」が話題になっていますが、家を長持ちさせるには、特別な材料や仕様、工法 に頼らなくても、手間をかけて丁寧につくった家は長持ちすると言えるでしょう。

  





関連記事

テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

 はてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
     
住まい||住宅|不動産|予算

トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://hidetyonbo.blog89.fc2.com/tb.php/458-ed9a6716
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。