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塗り壁のヒビ割れ
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最近ネット上の相談サイトを見ていると「外壁を漆喰壁にしたいがヒビが入ると断られた」といった内容の投書が見られるようになりました。

塗り壁は「漆喰塗り」「珪藻土」・・などが新建材とは違った、本物としての味があり、外壁や内壁を「塗り壁」にしたいという要望は多くあります。

しかし、いつの間にか日本人は塗り壁に対して、本質的なことを忘れてしまったようです。

本来塗り壁は日本の場合は土壁下地が基本です。塗り壁の骨組みを竹小舞というものでつくり下塗り、中塗り、と土壁を塗って乾かしながら何ヶ月もかけて作りました。

けれども、そのような工事では手間も期間も大幅にかかってしまい高額な仕事になりますから、いつのまにか、内壁は下地が石膏ボード系に「樹脂入り塗り壁材」の薄塗り、外壁はサイディング系下地に「塗り壁調塗装材」の薄塗りが一般的になってしまいました。

しかし、このような仕上げ材では、日本のように地震が多く一年中地盤が揺すられていては、壁にすぐ「ヒビ割れ」が入ってしまいます。

とくに伝統工法の木造は、真壁構造といって柱、梁などが外部に露出して、柱、梁などで囲まれた部分を塗りますから、塗り面積が広くならず、ヒビが入りにくい構造にもなっていました。

でも、最近求められる塗り壁は、外壁に南欧調の塗り壁が主流になっています。
在来工法の柱を見せない大壁工法や2x4工法、パネル工法に外壁全面塗り壁の場合は、目地という塗り継ぎ箇所をつくり、外壁面に伝わる力を目地に逃がし、目地に「ヒビ割れ」が入るように施工します。

しかし、南欧の塗り壁には目地などありませんし、目地を入れると「ダサイ」といった声もあります。
では、なぜ南欧の塗り壁には目地がないのでしようか?

それは、構造体が木造でなく、レンガ積みで出来ているからなのです。

南欧の伝統的な住まいは、日干しレンガで積んだ構造下地の上に塗り壁を塗りこんでいるから目地などは必用ないのです。

このように、それぞれの国に伝わる伝統工法のデザインには、それなりの生活文化からくる裏づけがあります。

ですから、一般的工法の家の「外壁を南欧風の塗り壁にしたい」との要望に対し、「ヒビが入るから出来ない」と断る業者は良心的な業者といえましょう。

日本の木質系住宅では、ヒビが入らないようにするには前述した、真壁構造土壁下地でないと無理があります。(これでもヒビが入りづらいだけで、入らないわけではありません)

どうしても外壁や内壁を塗り壁にしたい場合、本格的な本物の塗り壁は土壁下地にしないと無理、それができなければ、目地を入れてヒビが目立たない塗り壁にするか、ヒビが入りづらい樹脂入りの「化学合成塗り壁材」を採用するかでしょう。

  





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