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在来工法・2X4どちらが良いの?
小屋_90x90
家を建てるとき、「在来工法と2X4どちらが良いですか?」と言う質問をよくされます。

在来工法は、山に切り出す木材を見に行いって、材料を打ち合わせした家から、最近のプレカット工法、在来パネル工法、在来金物工法などの注文住宅設計、施工監理で180棟近く経験しました。

また、2X4工法(枠組壁工法)は住宅金融公庫が枠組壁工法の融資を開始する以前から、輸入住宅を手がけ現在の一般的な2x4工法まで30棟ほど経験しました。

初めての輸入住宅は、図面セットの部材輸入で大変苦労しましたね。

インチ寸法を役所申請用にm寸法に変換して設計図を書いて、その図面を見ながら大工が計算機で尺貫法に変換して、現場の墨出しをするという状態でした。

また、当時は今のような2x4専用釘打ち機が手に入らず、40坪程の家を全て手打ちしました。

それぞれの経験から、在来工法と2X4工法について述べてみます。

工法の環境的違い

日本は世界的に見て雨の多い国に属します。このような環境で生まれた建物は、最初に柱を立て屋根を架けます。
在来工法も同じで、屋根が出来てから内部の床組などに入ります。

雨の少ないアメリカで生まれた2x4は、別名プラットホーム工法と呼ばれ、最初に床組をして、床の上で壁パネルを組み立て、最後に屋根を仕上げます。

私が冒頭のような質問をされたとき必ず2x4で建てるなら、梅雨期に組立て工事だけは、避けるよう言ってます。

防水用の保護材はいろいろありますが、一階や2階の壁組途中で雨に降られると養生のしようがありません。

合板と2x4釘、補強金物の構造体です、水分はどちらも大敵ですよ。

構造体の比較

在来工法は屋根、階上の荷重を梁で受け、柱に伝え土台から基礎へ伝達します。(軸組構造)

2X4は荷重を壁(耐力壁)でうけ、プラットホーム(床)を通して基礎へ伝達します。(枠組壁構造)

このような構造の違いから2X4は耐力壁ので囲まれる面積制限や耐力壁の有効長さなどの規定があり、在来工法に比較し大きな空間構成はできません。

しかし、この規定や、床・壁の枠組みを合板で覆い、2x4釘で固定するので、一般的には2x4の方が耐力性能・気密性能は在来工法よりすぐれています。 (詳細な面はそれぞれ部材寸法でも違ってきます。)

ドリンク5_90x902x4の在来工法への影響

2x4工法が導入されてから、在来工法に多くの影響を与えたと思います。

在来工法では床組が大きく変化しました、床合板、パネル床・・・などで火打ち土台、火打ち梁を必要としない、「剛床」床組が多くなってます。

また壁部分も合板やパネル材など、耐力面ではそれまでの筋交いだけから、多種な壁構造へ変化してます。

構造体の逆効果

2x4工法の特筆すべき点は、2x4釘にあります。

打設する釘の種類は木材寸法によって全て指定され、着色されています。

着色材は接着材塗料で、高圧の釘打ち機で打設すると摩擦熱で塗料が溶け接合面を釘と塗料で接着します。(アメリカの合理主義ですね。)

でも、私が思うに余りにも釘が多すぎないか、多雨、多湿の日本では建物に「継ぎ手」「ほぞ」といった金物にたよらない接合が考案されてきました。

長い目で見たとき釘部の錆、結露が心配ですね。

また、気密性能が良いことにより、シックハウスや、室内結露などの問題は在来工法より多く含んでいます。

室内湿度の調整、計画換気などが充分に必要でしょう。

2X4工法は、耐力壁で構成される構造体のため、将来の増改築が非常にむずかしいです。
耐力壁を撤去できないので、開口部を利用した増築しか検討出来ません。

在来工法も耐力壁計算は必要ですが、撤去した場合、構造計算で耐力壁を別な場所で補うことができます。

2x4工法は構造体の耐力性能が優れている面、増改築などの応用面では、在来工法に一歩ゆずります。

新しい流れ

そもそも、在来工法は古来の建築物や大工の伝承により形成されてきました。

そこには2X4のように、構造材の規格寸法という考えはなく、それぞれの感や経験で決められていました。

最近はプレカットの導入などで、材料も規格化され、過去の大地震ごとに行政指導で、耐力壁の配置や地震力の対応などが改良されています。

また、構造集成材、接合部金物工法など、在来工法自体大きく変化しています。

アメリカでも昔から、大規模木造建築はポスト&ビーム(柱と梁)といって、在来工法に近い工法で建てています。

先日閣議決定した「200年住宅法案」などにより、今後住宅はますます変化、多様化していくと思われます。

私は工法自体、完結している2X4よりは、在来工法に将来の住まいに対する可能性が期待できるのではないかと思っています。

  





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