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3階建て・構造計算すれば安全?
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「長期優良住宅普及促進法」が今年6月に施行され、良質な住宅の供給と住環境の形成を目標に「スクラップ&ビルドの時代」から「良質な住宅を建築し、長く大切に使っていく時代」に向おうとしています。

この法律により、大手住宅メーカーをはじめ、長期優良住宅を謳い文句にした営業が盛んに行われるようになりましたよ。 しかし、この制度の建前は立派ですが問題点をブログで書いてますから注意してください。

  「長期優良住宅の問題点」

今回のテーマは、法改正されても建築基準法はあくまで最低基準、決して安全を保障するものではないということを理解してほしいのです。

例えば阪神淡路大震災以降、構造計算が在来木造でも取りざたされるようになり、耐力壁計算もかわりました。
しかし、「構造計算しているから大丈夫」というわけではないのですよ。


以前から、3階建ての木造住宅では構造計算が義務付けられていましたし、木造以外や大型の建築物は構造計算されて建てられていましたが、阪神淡路大震災では倒壊した建物が多数出ました。

では、なぜ構造計算されていながら、倒壊する建築物が多数出たのでしょうか?

施工時の材料品質管理手法が普及していない、入居後、内部に置かれた重い設備機器や家具等で揺れるバランスが崩れる、構造材の劣化により強度や耐久性が損なわれる・・など、地震被害を誘導あるいは拡大してしまうケースが数多くあったのです。

このように、地震などに対する構造計算はあくまで机上の計算に過ぎず、図面上、概念上安全であるというレベルだということなのです。

また、業界設計者には大きく2通りのタイプに分けられます。

それは、デザインが得意な「意匠系設計士」と構造に強い「構造系設計士」で、「意匠系設計士」20に対し「構造系設計士」1程度の割合で、「構造系設計士」が不足しているのが現状であり、問題ともなっています。

「意匠系設計士」の場合、3階建ての木造住宅程度の構造計算は市販の構造計算用ソフトに出来上がった図面の数値を単純に入力しているだけで、十分に使いこなすだけの技量を持ち合わせていないというわけです。

本来、構造計算は調査された地形や地盤の性状から基礎の形状や大きさを決め、その後構造材として使われる材料の長さや太さ、接合方法を決めて行くものですが、実態はすでに出来上がった図面の数値を入力し、数合わせして行くだけになっています。

構造設計が必用な建物は、図面を作成して行く段階から意匠設計、構造設計者などが一体となって図面を作り上げていかなければいけないのですが、3階建て木造などの場合は前述のように、構造に知識の乏しい「意匠系設計士」が市販の構造計算用ソフトで法的処置をしているにすぎません。

また、日本においては意匠設計者が主に設計業務を受注することから、意匠設計者が頂点に立ち、構造設計者に仕事を発注する関係から、構造設計者の意見が通りにくいという問題も抱えています。

今後「長期優良住宅普及促進法」などによって、木造でも構造計算が求められる内容の建物も考えられますから、構造計算に関する法的な実務チェックも必要なのではないでしょうか?

  





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