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木の性質を知る
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日本は国土の、7割が森林で、その半分が自然林、残り半分が人工林になります。

木材は、日本の住まいにあっては、構造から造作に至るまで常に主材として利用されてきました。
天然木を住まいの材料として使うときの魅力が、木目の美しさといえます。

柾目、板目

木目の美しさは、柾目(マサメ)板目(イタメ)に代表されます。

柾目は、木の年輪にほぼ直角になるように製材したとき、きれいな縦縞模様として表れ、丸太の樹心を通る面で製材したものが「本柾」、樹心を通らないものを「追柾」といいます。

板目は、年輪の円に接する方向で製材した場合に出てくるもので、山形や波形の模様がでてきます。
特に樹心に近いところで取れ、真ん中に板目、両側に柾目がでる模様を「中杢目」と呼びます。

それぞれの特徴としては、柾目の板材は乾燥による板面の収縮差が小さく、変形もしにくいですが、1本の丸太からたくさん取れないため、値段も高くなります。
一般の木材は、幅の広い材料をとりやすく製材の効率もよいため、ほとんどが板目ですが、板面両側の収縮の差が大きくて、反りなど、くるいが生じやすいのが難点です。
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木表、木裏

木材には、表と裏があるのをご存知でしょうか?
立木のとき、表皮に近い面が「木表」で、樹心に近い面を「木裏」といいます。
板状に製材すると、木表が凹面、木裏が凸面形状に変形する性質があります。

木表は節が少なくて木目も光沢があり美しい面となり、木裏は樹心に近い部分に節が出やすく、削り方によってざらつきも立ちやすい性質があります。
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昔から和室の建具枠(鴨居、敷居)、造作材は木表、木裏の反り方の性質を活かし、木目がきれいな木表を常に室内の表側に使ってきました。
でも、最近は木表、木裏が逆に使われている住宅を見かけることが多くなりました。

これは、造作加工などがプレカット化し、若年大工に知識が伝承されていないのが原因と思われます。
このような仕事を見ると、木材の性質を理解して、美しい木肌の空間を造って来た日本の伝統が、伝承されていないのが大変寂しく感じます。

春材、秋材

木材は、春から夏にかけては細胞分裂が盛んで枝葉が繁って幹も育ち、目幅が広く色が淡くなり、この部分を「春材」と呼びます。 また、夏から秋にかけては、木細胞の分裂が抑えられるため、目幅が狭くて色は濃くなり、この部分を「秋材」や「夏材」と呼びます。

春材は細胞が大きくて粗く、比重も軽くて柔らかいのが特徴で、秋材は細胞が小さくて密度が高いので、材質は硬くなります。 この春材と秋材が交互にできるために年輪が形成され、年輪をみると「樹齢」がわかるのです。

元口、末口

製材した角材には上下がないように見えますが、きちんと上と下があり、自然に立っていたのと同じ状態で根元に近い方が「元口」 、上部方向を「末口」と呼びます。現在も丸太材の寸法は、末口口径で表現します。

伝統的な建築作法では、柱材などは元口、末口を自然に立っているのと同じ状態で組み立て、逆にすると「逆木」といって、嫌われました。

でも最近は、木材といっても集成材の柱が多くなり、元口、末口の表現は少なくなってしまいました。

日本の住まいは上記のような、天然木材の性質を理解して利用することで、木材の美しい木肌や木目が表現され、共存してきた空間といえます。
現在、このような知識と技術の伝承こそが、「長期で優良な家づくり」の基本なのではないでしょうか?
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テーマ:住まい - ジャンル:ライフ

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