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住まい||住宅|不動産|予算

クロスのクレームより
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新築の住まいの当初はピカピカで、どこも問題がなくても生活をして数年経つと、様々な問題が発生します。

そのような問題は、経年変化や地震などの影響もありますが、施工自体に問題を含む場合も多くありますよ。

入居後のクレームで多いクロスのめくれ、割れ、から施工時点の問題点を取り上げてみます。

クロスは入居して2、3年でシワがよったり、めくれたりすることが多くあり、ひどい場合は壁の下地がずれたりして割れが入ります。
クロスがめくれたり、割れたりするとクロス業者が補修に来ます。しかし、根本的な原因はクロスの下地施工にあるのがほとんどなのです。

クロス工事は、柱を隠す「大壁施工」ボード張りの上に貼っていきますから、下地のボード継ぎ目に段差があったり、カッターで切った部分が崩れていたり、隙間が大きかったりする場合になりやすいのです。
例えば、窓や建具の周囲は規格ボードを切って寸法を合わせますから、施工精度で隙間の幅が違ってきます。

クロス業者は、その隙間を「目止め」といって専用のクロス貼り専用材で埋めていきます。 大工さんは、一度ボードを張ってしまえば、「隙間や段差はクロス屋が平らに埋めて直すから」といいます。

しかし、目に余るものもありますよ。
この場合でも、クロス業者が下地処理をしてしまえば、下地施工の良し悪しは区別がつきません。
結果として、このような施行精度の悪さが、数年後の住まいに現れてくるのです。

クロス業者の中には、「自分達の仕事が最終の仕上げとなって表われるので下地を直してほしい」という良心的な業者もいますが、大半はそのまま施行してしまいます。

なぜこのようなことが平然と行われているのでしょうか?

それは、現在のような「短期間請負工事」にも問題が含まれています。

現場の人件費を少なくするには、いかに短い期間で工事を終わらせるかですから、大工仕事にも余裕がありません。ちょっとミスったり、雑になった下地工事はクロス業者が処理してくれると考えます。
下地を直すには全体的に見直さなければなりませんから、工期が延びてしまいます。
「工期延長=工事延滞金=請負元に迷惑がかかる」という図式となります。

現場監督も会社側の人間ですから、ある程度のことは目をつぶり工期最優先と考えます。
だって、下地が悪くても「目止め処理」をしてしまえば、どこも同じような仕上がりとなりますから「ごまかしてもわからない」ということです。

とくに施主のいない「建売住宅」はやり放題、デザインや仕上の見栄えのよさだけで勝負していますよ。 現場の仕事をみていると、「心がこもっていない」と感じます。
注文住宅の方は、クロス工事前の石膏ボード張りの施工状況を、是非チェックすることをお薦めします。

もう家を建ててお住まいの方、クロスが割れたりすると「地盤沈下かしら、もしかしたら家が傾いて・・」 と思ってしまいますよね。でも意外と原因は下地の原因から、ちょっとした地震でなる場合が多いのです。

現在の一般的な住宅建築は、工期短縮、人件費削減でいかに効率よく受注して回転率をあげるかが重要視されています。
しかし、住まいは工場組立品を販売しているのではなく、そのような部品を現場で多くの人間が組み立てていきますから、ゆとりのない工期や、極端なローコスト住宅には「ムリがある」のです。

私の知っているクロス業者はこんなことを言っていました。
「同じくらいの単価なら小規模工務店の仕事よりも、大手ローコストメーカのほうが良いですよ、だって、2,3年後に必ず補修の仕事が発生しますから・・・」

地震の多い日本では、クロスのめくれや割れはある程度はしかたないのかも知れません。 また、地震や地盤沈下、下地木材の「そり」「割れ」、構造体のゆがみ、などによっても起こりますが、下地施工精度の度合いによって被害の状況は違ってきますし、補修するにも下地がしっかりしている方が良いのは当たり前のことです。

  





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