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木は生きている・・・?
tree_woods.jpg
木造住宅を建てるとき、「木は生きていますから・・?」という言葉を聴くことがありますよね。

確かに木材は伐採されてしまっているのに、まるで生きているかのように水分を放出したり吸収したりします。それに伴って「くるい」が生じますから、「木は生きている」と呼んだりしているのです。

しかし、専門家の話では伐採された木材は大半の細胞は死滅して、辺材の柔細胞だけが活動しているそうです。

それでも木材に囲まれた空間は、森林浴効果や調湿効果があったり、歩行に疲れず人体に優しい素材と言えるでしょう。

でも、使用した木材が「くるい」などが生じた場合、「木は生きていますから・・」と逃げ口上に利用した表現も多く使われてはいないでしょうか?

例えば、床を歩くとギシギシと床なりなどがする場合、「木は生きていますから、しょうがないんです」だけで済ませれたのではたまりませんよね。

私もそうですが、木材を扱うとどうしても科学的に曖昧な説明が多くなってしまいます。
「人工的に乾燥させると繊維が熱で死んでしまう」という人もいますが、現在の住宅に使用される木材の多くは人工乾燥材が主流です。

また、「通気性のない塗料を塗ると息ができなくなって木が死んでしまう」という説もありますが、アメリカなどではペンキを代々に渡り何重にも塗って、100年近くも長持ちしている木造住宅があるのです。

どうも「木は生きているから」は、木材に対し科学的な面からの勉強不足からくる言葉ではないでしょうか?
「なぜそのようになるのか?」「なぜそういう性質なのか?」が「木は生きているから」で済ませれてしまっています。

私も含め設計者や現場技術、さらに製材業者にいたるまで木材の科学的知識に乏しく、木材を扱う大工職人の感性的知識で現場が作られているのが実態なのです。

木材は、建築材料でも数少ない再生可能資源で優れたエコ商品ですし、国産材利用を促進する支援制度も増えています。

この素晴らしい木を今後おおいに活用するには、ただ単に「人に優しい自然素材」「木は生きている」といった抽象的な表現ではなく、客観的に木材を科学的な視点で見直し、研究の成果を住まいの性能アップへつなげる努力が必要でしょう。

  





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