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増築が出来ない!
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最近中古木造住宅を購入した人から、増築の設計依頼がありました。

中古住宅の場合、現在の耐震基準が適応されあまりにも古い場合、増築するには構造体から直さなくてはいけないので壊した方が早い場合もあります。

それでは現在の耐震基準はいつからというと1981年(昭和56年)に制定されました。

増築の場合、増築部分も含めた全体像で現在の耐震基準に合致させなければいけないので、元の建物が耐震基準に合致していても、増築の形状によっては既存の建物も、大幅に手直ししなければならない場合が多いのです。

このことから、増築工事と聞くと逃げ腰になる設計士が多いのですよ。
私も電話で簡略な話を聞いた時、いや~な予感がしました。

しかし、直接あって具体的な話を聞くと「なんとか行けそうだな・・」と考えました。

お客様は中古住宅でも敷地が広く増築目的で購入したそうです。
既存建物は平成6年完成(築17年)、確認申請の書類もそろっています。

確認申請の書類を預かり、既存建物には構造的に無理がいかないよう通路を設けて増築することにしました。

ラフ設計が出来、既存の中古住宅の調査を兼ねて自宅(中古住宅)で打ち合わせとなりました。

自宅に訪問してみると「え、どこかおかしい・・・??」
「確認申請の図面と窓の位置が違う、筋交いが入った耐力壁があるべきところに無い!」

開口部が多く、耐力壁が全く不足していて確認図面の半分くらいしか入っていません。
3月の地震で壊れなかったのが不思議なくらいでしたよ。

現在の建物は確認申請の図面を全く無視して出来あがっています。
「そんなこと可能なの・・?」と思いますよね。

この当時は確認申請を取ってしまえば、公的資金を使わなければ中間検査も無し、完了検査も任意申請で良かったのです。

販売した不動産業者も「そんなこと言われたって確認申請を信用するほか・・」という回答。
中古住宅は現状を見ての購入ですから文句も言えません。

実態は、建てた工務店がいい加減な仕事をしたのか、前の持ち主が確認申請を無視して施工させたのか、家を建てた工務店はもう存在していません。

これでは増築工事の申請はとても無理、本格的にやるなら総て壊して新しく建直しとなります。
その予算もないので話はその時点で中断してしまいました。

中古住宅を購入する場合、建物と確認申請の内容をよく確認していくださいね。

  





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