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住宅技術者の実態
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住宅会社の建築士は、設計や現場管理などの技術系担当になります。

しかし、同じ住宅系の技術職として建築士の資格を持っていても、務める企業の業務内容によって、知識もレベルも全く違ってきます。

特に鉄骨やパネル系、2X4のハウスメーカーの技術系担当となると、それぞれの企業内にあってはプロでしょうが、その企業を離れてしまうと一般住宅の技術や材料に対する知識があまりにも乏しいのに驚くことが最近ありました。

私の知っている工務店の息子さんが、大手ハウスメーカの地元営業所の現場監督を長年やっていて社内ではベテラ< ンの域にいました。

工務店の社長が亡くなって工務店を継ぐことになり、前社長とタイアップしていた仕事の打ち合わせに来た時です。

私が使用する材料や工程の進め方を聞くと、あやふやな答えしか返ってこず、おかしいと思って「親父の跡を継いでやっていく自信はあるの?」と聞くと「まったく無いのです。資格(一級)を持っているので、大工連中は頼りにしてくれるのですが・・・」

よく聞くと「ハウスメーカー(鉄骨系)の時は、材料は工場から加工されたもの管理と施工指導でしたから、木材のことや納まり、工程などはさっぱりわからないのです。」

「そいいうわけで大工と満足に話せない状態で・・・木造住宅のことを詳しく教えてくらませんか?」と言う話です。

いろいろ話してみると、杉やヒノキなども加工され商品となったものは分かるが、原木で見ると区別がつかないという話です。

「うーん、これは困ったね。亡くなった親方にはいろいろ世話にもなったし、今度の仕事は最初から現場を一緒に見るからそれで覚えていくしかないだろう」

「ただし、同じ業界にいたのだから一度の仕事で覚えることだね。そうでないと大工や下職にナメラレてやっていけないよ。」

翌日から、毎日のように訪ねてくるか電話があって、建物完成後は何とか木造住宅でもやっていけるだろうというレベルになりました。

このような話は意外と多く、現場でも設計の担当でも同じですよ。

今回の話で何を言いたいかのかというと、多くの住宅会社とそれぞれに特徴のある構造があります。
それぞれの企業の技術者は、自社の建物に関してはプロですが他社のことは何も分かっていないのです。

よく、営業マンや建築士が「あそこの建物は○○ですが我が社は●●が優れています」ということを言いますよね。

しかし、他社の実態は何も知らないのが現実なのです。

同じ木造系ハウスメーカーでもそれぞれ独特の工法を開発して、在来工法と一概には言えないのが現状です。

あまり、他社の技術を批判した営業ほど信用が出来ないと考えてよいでしょう。

  





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