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住まい||住宅|不動産|予算

全ていいとこ取り間取り
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ネット相談のサイトに「私の間取りを見て欲しい」という内容のものがあり、1階平面図が添付されていました。建物構造は2X6構造です。

相談者が言うには、「延べ面積坪数が47坪の建物なのにLDKが17帖しかない狭くないか?」ということでした。確かに総面積に対して狭いですよね。

その間取り図を見ると、中央に広々とした玄関、正面ホールに階段、ホール西側に和室があり前面には玄関と繋がる土間が広がっていて、さらに玄関東側に下駄箱とは別にシューズルーム。

和室の北側から1.25坪の浴室、広めの洗面所、手洗いカウンター付きのトイレ、家事室と繋がって東側に南北に長いLDKの間取りです。

「うーん、贅沢な空間をそれなりによくまとめてあるよ・・・」と考えながら見ていると、どこかでよく見るような間取りだなと気づきました。

皆さんもウスウス感じたかも知れませんが「全ていいとこ取りの見せるための間取り」そう典型的な展示場型間取りなのです。


贅沢というか、ゆとりといか、見せるための空間に多くの面積を取られ、肝心の家族団らんの核となるLDK空間にしわ寄せがいっているのです。

住宅展示場は見せるためだけに存在し、生活者がいる建物ではありません。
もし、そのような間取りに住んだとしても、貴方のお宅には毎日多くの訪問者が来るのでしょうか?

展示場に来ている人のように、毎日着飾って優雅な空間を楽しむ余裕があるのでしょうか?
私なら、家族団らんのLDKを優先し、身の丈に合わせたゆとり空間があれば十分と考えます。

住宅展示場は時として現実を忘れ、夢を見させてくれる空間です。

あなたも展示場に影響を受けて、同じような間取りを作ってはいないですか?

以前、地元で羽振りの良い社長から、家をリフォームするので設計して欲しいという話がありました。
訪ねて見るとまだ新しい住宅、しかもどこかで見た建物です。

「社長、この家○○町にある展示場と同じですね」「うん、展示場が気に入って全く同じ物を建てたのだが・・・」という話です。

良く聞くと、家族で展示場を見に行ってすっかり一目惚れ、子供にもせがまれ勢いで買ってしまったそうです。
しかもまだ入居して半年ということです。

建てたハウスメーカーには言いづらいのか、私のところに話が来たのです。

内部は広々した吹き抜けの玄関ホール、正面には曲線を描く優雅な階段、まるで今にもシンデレラが登場しそうな空間です。

しかし、いざ生活をはじめると「いつも誰かに見られているようで、とにかく落ち着かない」「以前は和室中心の生活だったせいか使いづらい」「子供たちも食事が終わると個室に籠もってしまうし、以前のような団らんできる空間にリホームして欲しい」ということでした。

外観はそのままでLDKと玄関ホールを大改装し余分な見せる空間は収納にして何とかまとまりました。

ハウスメーカーによっては、古くなった展示場を解体して安く売るキャンペーッンを行うところもありますよね。

この方法は安くサービスするのは建物分の1家族のみ、しかし、その展示住宅を建てられる土地を所有する見込み客が何百と集まり、ハウスメーカーとしてはウハウハの営業戦術ですよ。

お得といって応募するによいですが、当選しなければ貴方の資産情報は流出し、即営業攻勢が始まります。
上記の社長のような例もありますからね。

  





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