HOME > 建築現場 > 施主の現場管理ポイント(1)
家を建てるときは資金計画の方法や建築業者の情報をいろいろと見聞きしまし準備しますが、現場が始まったら契約業者に任せっきで、現場は挨拶程度の人が結構多くいます。
現場工事は専門的で、どこをどのように見てチェックすれば良いのかわからず、また業者は工事補償を付けるので安心して任せっき状態が、後々の欠陥やクレームにつながる場合が多いのです。
ここでは、専門的な工事点検や第三者検査機関のような検査項目ではなく、施主として現場を見るポイントを述べてみます。
■ 現場監督への対応
一般施工会社は現場担当監督がいますが、小さな工務店の場合は社長がその立場にいる場合が多いです。
現場担当監督とは着工前に面会するようにしましょう。
基本的に現場で気づいた点、不審な工事、追加・変更工事などはその時点で現場の職人に言わず、現場監督に言うようにしましょう。
よく、現場で作業者に指示を出したのに工事が施工されずにクレームになる例がありますが、現場上の管理、監督責任は現場監督にあり、各職人は現場監督の指示のもとに手直し工事、追加・変更工事の作業をします。
現場監督への伝達をおこたると、施工されなくても後で文句も言えませんので注意してください。
また、担当営業マンに伝えたが現場に伝わっていなかった例もありますので、同様に現場監督に確認するようにしましょう。
■ 着工準備
・現場監督より全体工期、現場の大きな流れを確認する。
・近隣挨拶は、一般的には施工会社が挨拶回りをしますが、施主同行で挨拶回りをした方が、
住んでからの近所つきあいを考えるとよいでしょう。
・仮設トイレ、ゴミ箱、資材配置、車両駐車などの位置などを確認し、近隣に迷惑を及ぼす状態の
場合現場監督に注意する。
■ 基礎工事
・コンクリート強度は、仕様書表記どおりか生コン業者の伝票を提出させる。
・雨天でも少量の雨ではコンクリート強度に影響が出ませんが、大雨や打設途中での大雨は
コンクリ ート強度に影響が出ます。
天気予報を確認し大雨の場合、延期を事前に現場監督に伝える。
・コンクリートの型枠養生期日はコンクリート強度に一番影響が出ますので、工程表上で養生期日が
何日あるか確認して下さい。
養生期日の目安としては、夏期は中2〜3日、冬期は中4日が必要です。
特に冬期の低温日は、コンクリートの強度調整(温度補正)が必要となりますので、
現場監督に確認しましょう。
・基礎工事が終了したら、工事残土が側溝に堆積していないか、重機の移動で舗装や側溝が壊れて
いないか確認しましょう。
建築工事期間は多くの車両や重機が出入りしますので、定期的に確認することが大切です。
■ 建て方・組立て工事
建て方・組立てからは工法によっても違ってくるので、該当工事を確認してください。
・雨天時のシート養生材が準備されているか確認する。
特に2X4工法の場合、床構造を仕上げ、壁を立て、最後に屋根構造を組むので
雨天時は雨対策 が大切です。
・建て方時に土台を目通しして、極端な高さのズレがないか確認する。
・建物の柱、壁パネルなどの鉛直部材を、近隣建物の鉛直部分と目通しして大きなズレがないか
確認する。
・金物工法(クレテックなど)の場合、柱・梁材の接合はドリフトピンを打ち込んで接合します。
ピンの打ち忘れは接合してないと同じ状態なので、監督にも言って確認する。(意外と多い)
■ 軸組、下地工事
・床下地材(大引、根太、床合板)にヒビ、割れ、きしみなどがないか確認する。
・2X4工法の場合、構造用釘は全て着色してあり構造材の部材寸法と使用場所によって、
釘の種類が指定されますし、釘の塗料自体が接着剤ですので正規の釘を使用しないと
2X4工法とは言えません。
同じ部材に違う種類の釘や一部に在来工法使用の釘を使用している現場を
見たことがありますので注意してください。
・ベタ基礎構造の床下に雨水による水溜まりがないか見てください。
床下が乾燥した状態にしないで床を塞ぐ工事をすると、床下でのカビの発生原因となります。
・建て方、軸組、下地工事が終わった時点で木クズが床下や建物周囲の地面に埋まっていないか
確認しましょう。 後々、白蟻発生の原因となる場合があります。
以上、組み立て工事までの管理ポイントです、次回は断熱材工事からですので現場を見る上での 参考にしてください。
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