HOME > 家づくりノウハウ > 工務店で家を建てる

最近の工務店は住宅をとりまく環境の変化に合わせて大きく変わってきました。
従来は棟梁といわれる親方が弟子を育成しながら仕事を受注し、作業所に加工機を設置して木材を加工し運営するのが一般てきでした。
現在は、若年層の大工就業率不足と受注競争の激化によるコストダウンから、弟子を育成する余裕もなく、また作業所の加工よりプレカット工場の精度ある加工へと移行し、造作材も既製品が多いので作業所自体の加工も減少しています。
■ 現在の工務店の形態
1、従来棟梁型
工務店親方が設計を自らするか、設計事務所や設計士に外注して工事全般を受注。
2、デザイン特化型
社内に設計部門を設けるか、設計事務所とタイアップしてハウスメーカーを意識したデザイン重視により他社との差別化。
3、フランチャイズ型
ハウスメーカー専属下請け形態か、特定工法のフランチャイズに加入しその商品の販売、施工が主流。
4、メーカー類似型
特定の工法、建材、設備機器を設定した商品をシリーズ化して販売。
その他としては、自社で土地を購入し、建売り、売建て(土地条件付き)などの形態でデベロッパー化している工務店もあります。
上記のように大別しましたが、大手ハウスメーカーも含めた受注競争の激化から、物件内容に合わせて流動的な動きをするのも工務店の特徴です。
■ 工務店の一般的特徴
・ハウスメーカーと比較して管理コストが安くできるので、建物原価が安くなります。
・設計はハウスメーカ違い、間取りなどに関しては法的面以外は制約がないが、
工務店によっては、自社が安く仕入れる商品にこだわる場合もあるので、
全体設計の面では一概には言い切れません。
フランチャイズ商品の場合は、ハウスメーカと同じく自由度は少なくなります。
・現場監理に関しては、以前は設計事務所に確認申請を依頼し、監理設計士の
名義を借りる「代願」という習慣がありましたが、現実には設計事務所は確認申請のみで
現場には一度も来ないで、工務店が自社で行うのが通例でした。
現在は「代願」のみは認められず監理設計士にも責任が発生しますが、あくまでも確認申請上の
建築基準法に合致して施工されたかどうかで、施工精度や手抜き工事などの責任はありません。
このようなことから、工務店独自の保証以外に、第三者検査機関の保証機構や保証会社に
加入する工務店も増えています。
・建物のデザインに関しては、全くデザインに気配りしない工務店から、建築家もびっくりするような
デザイン力のある工務店もありますが、一般的には建築家やハウスメーカーより劣るといえましょう。
■ 工務店選択
・工務店に仕事を依頼する場合、不安に思うのは工務店自体の安定性、保証、技術力でしょう。
安定性と保証については、業務内容では保証期間に倒産する可能性もありますので、
工務店内情によっては、リスクを抱える場合があります。
しかし、現在は大手ハウスメーカーでさえ倒産や、地域においは業績不振による撤退がある
時代ですので、予測の出来ないのとで悩むより保険加入などを確認し、施主のリスク負担を
カバーする姿勢があるかどうか確認しましょう。
・技術力においては、今まで建てた家や、現場を見るのが良いでしょう。
仕事内容はもとより、現場内の整理・整頓状況を見れば、施工精度の善し悪しも見えてきます。
専属の設計士や現場監督がいれば営業担当だけでなく説明を聞くようにしましょう。
工務店は中小規模のところが多く、地域密着型が大部分です。
このようなところは、社長の考え一つで社員、現場職人の意識やレベルが違ってきます。
工務店や社長の地域での評判も工務店選択の重要な要素です。
一口に工務店と言っても、形態はさまざまに多様化し、メリット・デメリットの表現は大変難しくなりました。
工務店自ら住宅産業の変化に積極的に対応している所と、旧体質のままのところでは大きな差があります。
旧体質でも「職人のプライド」で手抜き工事など念頭にない頭領や工務店もあります。
工務店の良いところはアフターサービスに対しフットワークがよいとこでしょう。
大手ハウスメーカーがアフターに関しては「下請け丸投げ」の傾向に対し、地域に密着した動きが工務店の魅力と言えます。
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